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給与は減少、物価は上昇…私たちの生活はこれからどうなる?

実質賃金が2カ月ぶりに減少

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May 21, 2017 by Oyama Yasushi Reporter

3 Lines Summary

  • ・企業の賃上げは産業全体に広がらず
  • ・電通事件や「働き方改革」の影響で残業が減少
  • ・残業減で余暇時間が増えても、給料減で贅沢は手控えか
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厚生労働省の毎月勤労統計による正社員とパートアルバイトを合わせた勤労者一人ひとりの統計において、3月では前年の同じ月より現金給与総額が0.4%減った。基本給(所定内給与)は0.1%、残業代(所定外給与)は1.7%、特別に支払われた給与(定期代、ボーナスの一部)は3.6%と総じて少し下がった。

勤労者の皮膚感覚では給与が上がっていても物価も上がるとあまり給料が増えた感じはしない。

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3月は消費者物価が上がったが、そのため、物価の上昇分を含めてみた実質賃金は前年比で見て2カ月ぶりに下がり、さらに前年より0.8%下がった。

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原油価格は上昇し、4月から幅広い製品が値上がり傾向になる。給与は減って物価が上がるのでは、物価の上がり分を引けば給料を貰っていても給与が増えてない可能性もある。

ここ2、3年、政府の掛け声もあり、個人消費を増やすことを念頭に業績の良い企業は春闘などで賃上げした。ベースアップで全社員の給料のベースを増やすと企業の負担が増えるのでそれはあまり広がらず、給料の賃上げの傾向は大企業が多く、中小企業含めた全体では広がっていないと見られる。

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正社員の基本給は306,676円と3年ぶりにほんのわずかマイナスとなったが、パートアルバイトの時給は1,097円で前年比2.1%アップとなった。人手不足のため人を集めるのが大変で、時給を上げないとパートアルバイトがきてくれないということだ。

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2016年は景気がプラスだったが、残業は減少傾向だった。働き方改革の掛け声や電通の痛ましい事件などもあり全体としては、減少しているといえる。

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「働き方改革」の影響、生産年齢人口減少で人手不足が始まる、こういう状況では給与が低く労働時間が長いブラック企業には人が集まらない。

残業が減ると給与が減り、給与が減ると贅沢するのをやめる。一方で余暇時間が増えると土日に趣味にお金を使うのではないか、ともいわれている。

生産年齢人口減少や、こうした働き方改革などの労働のありかたの変化から細かく見た経済分析経験が専門家の間でも少ないため、人々のもらった給与、雇用と消費の分析がこれからどうなるか注目だ。

日本企業は概ね絶好調の企業が多い。利益が増えても社員の給料をあまり上げず、どちらかというと会社の事業の将来のために貯金をするようだ。来年も多くの企業がどう賃金を出していくのかで、景気全体にも影響が出てくる。

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5月18日放送「ランチタグ」アーカイブはこちら
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0008/chapters/28352

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