“キラキラ広告”に御用心!脱毛トラブル!! 8割が20~30歳代
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“キラキラ広告”に御用心!脱毛トラブル!! 8割が20~30歳代

脱毛トラブルはなぜ起こる?

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Jun 01, 2017 by LUNCH TAG Reporter

3 Lines Summary

  • ・脱毛によるやけどなどの危害発生相談は5年間で964件。
  • ・エステと医療機関で行われる脱毛施術、危害発生の相談はエステが680件、医療機関が284件で、エステの方でのトラブルが多い。
  • ・脱毛を受ける際は、エステで受けられる脱毛と、医療機関で受けられる脱毛の違いを事前によく理解することが大切。

徐々に薄着になる季節になり、ムダ毛が気になり始めた方も多いかもしれない。電車の中吊り広告や街中、インターネットでは、このような脱毛サロン・クリニックの広告やホームページを目にする。

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このように「処理が完了した毛はもう生えてきません」「脱毛完了した毛は継続的な処理が不要です」「ダメージゼロ、リスクゼロ」「安心・安全・痛くない!」などリスクもなく安全にきれいな肌が手に入ることをイメージさせる言葉や、「ランキング1位」「タレントが来院」「キャンペーン実施中」など魅力的な言葉が並んでいる。

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国民生活センターには、2012年度以降の5年間に脱毛を受けてやけど等の危害が発生したという相談が964件寄せられている。中には治療に3週間や1ヵ月以上の長期間要したケースもある。そのうち680件はエステで284件は医療機関で発生している。

これは脱毛による皮膚トラブルの写真。

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左端の写真はレーザー脱毛によりやけどを負った事例、中央の写真は電気脱毛(毛穴に針をさして焼ききる)によりやけどを負った事例。右端の写真は、中央の写真のやけどの治療の途中で色素沈着を生じたという写真だ。実際に治るまで2年間かかった。

国民生活センターにも、やけどや皮膚障害(痛みや腫れなど)を負ったという相談が多く寄せられている。

脱毛体験優待券を利用し、毛穴に針を刺して毛根を熱で死滅させる永久脱毛を受けた。赤く腫れあがり、3年半経っても痕が消えない。(20歳代・女性)

デリケートゾーンの光脱毛でやけどを負い、皮膚がズルむけの状態になった。診察を受けたら、完治に1年以上かかることもあると言われた。(30歳代・女性)

ネットで見つけた美容外科クリニックで、ひざ下のレーザー脱毛を受けた。やけどを負い、色素沈着が残った。(40歳代・女性)

ひざ下のレーザー脱毛を受けたら、赤くなりじんましんが出てスカートがはけない状態になった。完治に半年かかると言われた。(30歳代・女性)

等の事例が寄せられている。

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肌がスベスベになると言われて受けた脱毛でこのように治療に長期間かかるような危害を負ったケースがある。こちらに示したものはすべて女性の事例だが、当センターに寄せられた相談全体の大部分は女性から寄せられている。年齢は20~30歳代が8割近くいる。

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ここで脱毛施術について簡単に説明すると、脱毛施術は大きく分けてエステと医療機関で行われておりそれぞれに特徴がある。

左側は毛の構造を示した図で、高い脱毛効果を得るためには毛を作る細胞である「バルジ領域」の「毛包幹細胞(毛を作る細胞)」を熱で破壊する必要があるが、このよう行為は、医療機関でしか行うことのできない『医療行為』だ。

医療機関では、レーザー脱毛や毛穴に針を刺して電流を流す電気脱毛により効果の高い脱毛を受けることができる。組織を破壊する施術なのでやけどや腫れなどの皮膚トラブルが起きる可能性があるが、医療機関のためすぐに治療を受けることができる。

一方、エステでは医療機関のように毛を作る細胞を破壊する行為を行うことができない。エステで行われているのは医療行為に該当しない一時的な除毛・減毛(=一時的に毛を減らしたり、なくしたりする行為)のため、医療機関に比べて効果は低いが皮膚への影響も小さいと言える。

だが、実際はエステの方がトラブルが多く、エステは本来、皮膚に影響がない範囲で行われるべきものだが、実際にこれだけの危害があることは問題だ。エステの業界では自主基準を作っていて「皮膚に負担を与えない範囲で行うもの」としているが、業界の基準にあてはまらないような行為が実際には行われている。

代表的な方法に光脱毛があるが、業界の自主基準では「除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず、毛の幹細胞を破壊しない範囲で行うもの」とされている。広告やインターネットの、「すぐにツルツルになる・綺麗になる・痛くもない」というイメージだけで受けてしまうとトラブルが起きた時に困ってしまう可能性が高い。

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これはどのような施術で危害が発生しているかを示したグラフ。エステは光脱毛、医療機関はレーザー脱毛による事故が多くみられる。

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これは国民生活センターで実施したインターネットアンケートの結果だ。脱毛を受けたことのある1000人にアンケートを行ったところ、約4分の1の人がやけどや痛み、ヒリヒリ感など何らかの身体症状が出た経験があると回答した。

これまでの内容を踏まえて脱毛を受ける場合は、次の点に気を付けたい。

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1点目はエステで受けることのできる脱毛と医療機関で受けることのできる脱毛の違いを事前によく理解することが大切だ。医療機関は毛の発生源を破壊する、高い効果を得られる脱毛を受けることができる。やけど等の皮膚トラブルが起きる可能性があるが、直ちに医師の診察・治療を受けることができる。

一方、エステでは医療機関に比べて脱毛効果が低く、皮膚への影響が小さい脱毛を受けることができる。

2点目は事前しっかりと情報収集を行うことだ。メリットばかりが強調された広告やホームページもあるが、それを鵜呑みにせず自身で十分な情報収集を行い、やけど等のトラブルが起きる可能性を理解しておくことが大切だ。また、施術を受けるエステや医療機関でも施術のリスク等について説明を求めることが大切。

3点目は、危害を受けた場合は速やかに医療機関を受診するということ。もし危害が発生した場合は施術を受けたお店に申し出た上で、必要な場合は速やかに医療機関を受診する。また、最寄の消費生活センターに相談しましょう。

5月30日放送「LUNCH TAG」より
動画を見る https://www.houdoukyoku.jp/archives/0008/chapters/28492

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