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人を惑わす誤報、虚報…フェイクニュースの拡散を防ぐために重要なこと

「ファクトチェック・イニシアティブ・ジャパン(FIJ)」が設立

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Jun 24, 2017 by FLAG7 Reporter

3 Lines Summary

  • ・フェイクニュース対策には「ファクトチェック」が欠かせない
  • ・「ファクト」は誰もがアクセスできる場所で公開、データ保存されるべき
  • ・ネット上の情報は消去が困難なため、誤った情報は「ファクト」での上書きが必要

ネット上のフェイクニュースの拡散防止などを目的とした「ファクトチェック・イニシアティブ・ジャパン(FIJ)」が設立された。

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FIJ設立の意図

日本では、これまでフェイクニュースなどの対策は一部に取組みはあったものの限定的だったため、この問題意識を共有する個人や関連団体が業界の垣根を越えて協働し、ファクトチェックの実践を広げていくための取組みを開始するとのこと

ファクトチェックの目的

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ファクトチェックの目的は、
(1)誤報・虚報の拡散防止
(2)ジャーナリズムの信頼性向上
(3)言論の自由の基盤強化
の3点だ。

誤報拡散防止のための具体策

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松村未央アナウンサー
テレビ番組では、誤報などで番組を打ち切る場合もあります。ネットメディアにおいても、今後はフェイクニュースがサイト存続の「命取り」になる、そんな段階にきているのでしょうか?

松浦茂樹(スマートニュース)
まず誤報・虚報の拡散防止ですが、誰でもSNSなどで情報を発信できる世界観があるので、そうすると「打消し」が必要になります。すると何が「打消し」において最も有効なのか?それには正確な情報を出すことです。

そしてその「打消し」情報が早く伝わること。さらに、その情報を誰もが参照できることが大事です。例えばウィキペディアは、みんなで書いているから一部不正確な情報があるかもしれない。しかし、誰でもアクセスできる情報のデータベースがあれば、そこに誰かがアクセスして、正しい情報を出すことで「打消し」になります。

三浦瑠麗
ウィキペディアの私のページにまちがっている情報があるんですが…。

松村
私もありました。誰に言えばいいんですか?

松浦
誰でも書き換えられるので、正確な情報を教えてもらえれば、いまここで僕が直すこともできます。

松村
私の出身地が神奈川県藤沢市と書いてあるのですが、本当は神奈川県横浜市出身で、学校が藤沢にあったんです。3年間通った学校が藤沢市にあったために、いつも藤沢市出身と紹介されて、私としては横浜市のほうに長く住んでいるので「横浜市なんだけどな~」と思いながら見ています。

松浦
そうした正しい情報を積み重ねて、誰もがアクセスできる状況になったら、松村さんのことを調べたときに、ちゃんと正確な情報が出てくるようになってくる。そのために、いろんなメディアでどのような発言がされたのかということが、データとして溜めこまれていくことが大事だし、しかも誰もがアクセスできるということが、1つ大事なことだと思います。誤報や虚報の拡散防止は、真実で上書きをしていくことが大事なんです。

ジャーナリズムの信頼性向上に必要なこと

松浦
例えばテレビや新聞で「捜査関係者によると…」とか、警察に取材しているのかもしれないけど、まだ警察の発表に誰もがアクセスできる状態にない段階で、メディアが情報を出すことがあります。しかし、こうした「スクープ」として出された情報が、後になり誤報と判明する場合もあります。

だから、警察発表前、つまり一般市民を含め、誰もがアクセスできる場所でまだ発表されていない情報を、ニュースとして発信するのは、まだ厳しいよね、と判断する必要がある。誰もがアクセスできる場所で発表された時点でその情報は事実化され、データベースに格納されていく。そういった啓蒙をきちんとやっていかなくてはならない。そうしないと、ジャーナリストは「取ってきました!」と言っても、それが本当か嘘かわからないところがありますので。

スローニュースの存在

松浦
例えばBBCには、ゆっくり調べて発信する「スローニュース」という取り組みもあります。スクープ狙いだと「速く、速く」となりますが、BBCではちゃんとファクトを積み上げて、誰もがアクセスできる形で情報を発信する取り組みをしているんです。

という僕の発言、いま言った話が実はフェイクニュースかもしれないですよね。でも、BBCのサイトで「スロージャーナリズム」とか「スローニュース」で検索すれば、いま話したことがちゃんと載っているんです。そういうことがジャーナリズムの信頼性の向上には大事だと思います。

言論の自由の基盤強化のための「ファクト」となるために

松浦
ジャーナリズムの信頼性の向上は大事だと思います。でも、そうすると誰もが何も言えなくなってしまう恐れがある。そこで3点目にある「言論の自由の基盤強化」なんですけど、オピニオンがなくなるとつまらなくなっちゃうじゃないですか。でもオピニオンのベースになっているのは「ファクト」です。

だからこそ「ファクト」には、誰もがアクセスできて、わかりやすく表現されている必要があります。それらを全部含めてデータベースで提示していきましょうということです。そうしないと、インターネットって「誰もが好き勝手ことを言えて、信用ならん」となってしまうので、それはちょっと辛いですよね。

インターネットの難しさ

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三浦
「なんとからしいよ」っていうのが完全に事実のレベルに受け止められていますよね。

松浦
そうですね。それだと辛いからちゃんと上書きしましょうと。残念ながらインターネットだと消すのが難しいからこそ、ちゃんと事実で上書きしていきましょうという感じです。一歩一歩の取り組みなんですけど、こういうところを頑張っていきましょうというのが、今回のFIJ設立、発足に至ったところですかね。

FLAG7 6/22放送分番組アーカイブ
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/28767

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