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今アクセスが集中する検索エンジン「Nyafoo!」ブームは本物か

Nyafoo!が話題になる一方、Googleの検索精度はなぜ劣化したのか

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Jul 08, 2017 by FLAG7 Reporter

3 Lines Summary

  • ・Nyafoo!はGoogleのパワーダウンや、まとめサイト問題の反動
  • ・理想の検索エンジンが作れるとしたら…
  • ・Googleとテレビは同じ
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あなたはネットの検索結果に不満を感じたことがないだろうか?今話題になっている検索サイト「Nyafoo!(にゃふー)」の特徴は、「まとめサイト」や「Q&Aサイト」などが結果に入らないこと。

例えば大手検索サイトで「Amazon」を調べると、公式サイトだけではなく広告や関連サービスやキャンペーンサイトなど、多くのノイズが入ってくる。

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一方、Nyafoo!で「Amazon」を調べると、意味が書かれた辞書サイトやニュースサイトの記事が並んだ、全く違う結果が表示される。

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Nyafoo!を作ったNyafooJapanさんは「場合によりGoogleが役に立たないため」独自に制作した検索サイトを公開。自分で収集した45万以上のサイトだけを検索対象にするホワイトリスト方式を採用しているという。

Nyafoo!は 「Google凋落」の反動

ジャーナリスト佐々木俊尚:
これは、Googleの検索エンジンの質が低下しちゃっているから、その反動なんじゃないかな。

Googleの検索って圧倒的に性能が良かったんですよ。もともと1998年にGoogleって会社ができて、日本で急速に広まり始めたのは2000年代初頭ぐらい。その当時は、他の検索エンジンだと、つまんないサイトがいっぱいヒットしたけど、Googleはページランクという技術を使って質の高いサイトしかヒットしないといわれていました。ページランクっていうのは、「たくさんの優良サイトからリンクされているページは、やはり優良だろう」とランクを付けて、その評価をもとに表示するというもの。

当時は良い結果が出てたのに、今Googleで検索するとゴミみたいなサイトが山ほどヒットするんだよね。なんでこうなっちゃったのかというと、Googleは検索エンジンを作りながら広告を表示するようになった。さらにアドセンスという、「まとめサイト」とかいろんなところに貼ってある広告を配信するようになった。そういう広告をたくさんの人に見てもらわなくちゃいけないので、自分の検索エンジンから「まとめサイト」に誘導するようになった。結局、自分で自分のしっぽを食うようなビジネスモデルを作っちゃったのが敗因じゃないかなって思います。

Nyafoo!は「まとめサイト問題」の反動

佐々木:
去年、大手企業のDeNAが運営する「WELQ」っていう怪しげな医療サイトが問題になりました。そこで例えば「肩こり」を調べると、背中に霊がついてるから霊媒師に相談しろとか、そんな記事がたくさんヒットする。Googleも、そんなまとめサイトの記事がやたら出てくるから、もう何を信用したらいいかわかんない。

でも、Nyafoo!さんで検索すると、ダイヤモンドオンラインやアスキーや、あるいは東洋経済といったニュースサイトを中心にヒットする。まっとうな情報を知りたい人には、ちゃんとしたニュースサイトの記事ほうが価値が高いので、使い勝手がいいんじゃないでしょうか。

取材撮影部 米川一成部長:
たしかに。ちゃんとした人が書いてますっていう、いわゆる署名記事だと安心しますね。

ギズモード・ジャパン編集長 松葉信彦:
Nyafoo!は、ちゃんと一次情報を掲載しているメディアが検索結果に表示されるんですね。

米川:
まとめサイトだと、誰がどこからどこまでを書いたのか分からない。

海老原優香アナウンサー:
卒業論文書くときは、誰が書いてるんだか分からない転用サイトが多くて大変でした。

海老原アナの過去にビックリ

佐々木:
最近はクラウドソーシングと言って外部のアルバイトに記事を書かせているんだけど、ひどいのになると記事一本500円なんだってね。

海老原:
私、そういう記事を書かせるバイトしていました。

佐々木:
え、まじで!?

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海老原:
ハイ、いくらで書いてくださいって。結構 主婦の方もいて、家事の空き時間にやっているようでした。

佐々木:
そんな空き時間に、プロでも何でもない人が、単価500円ぐらいでやっていたら、やっぱり質はどうしても落ちてしまうって。

理想の検索エンジンとは何か?

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松葉:
ぜひNyafoo!には、ギズモードも載るようにしてほしいですね…と思ってるんですけど、どうも今はアクセスがすごく集中して、なかなか巡回先を増やせないみたいなんですよね。

海老原:
松葉さんは、どんな検索サイトが理想ですか?

松葉:
やはりGoogleが一強になりすぎているので、マイクロソフトの「Bing」が意外といいと思うんですよ。実は動画の検索も高機能ですし。あんまり使われてなくてシェアがすごく低いんですけど、できればandroidとiPhoneみたいな感じで、二強として切磋琢磨するような存在になったらいいんですけどね。

海老原:
佐々木さんだったらどんな検索サイトを作りたいですか?

佐々木:
広告を排除した検索エンジンはやっぱり必要だと思うし、同時にもっと民主主義の基盤になるような検索サイトですね。

海老原・米川:
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佐々木:
例えばWikipediaは、玉石混合で変な情報も入ってるんだけど情報源として大事じゃないですか。それが最近は政治家の名前とかを検索すると、ものすごい編集合戦になってたりするんですよ。

海老原:
編集合戦ってなんですか?

佐々木:
Wikipediaって誰でも編集できるでしょ。そうすると、例えば安倍晋三のページに「ひどい奴だ」って書く人もいれば、それを消して「素晴らしい政治家」って書く人もいる。そういう対立って政治に限らずいろいろ世の中にあるわけですよ。それを吸収するサイトができたらいいなと。

Googleとテレビは同じ

佐々木:
Googleはくだらない検索結果が出てくるっていわれているけど、そんなくだらない検索結果を求めてるのは、実は我々なんですよ。そういうのを求めてるから、そういう結果になる。

海老原:
おっしゃる通り。

佐々木:
逆にいうとGoogle的な検索結果を求めている人は、このNyafoo!さんを使っても不満が出ると思う。「なんだニュース記事しか出てこないぞ」とかね。

米川:
まじめか!って思う。

佐々木:
求めてるモノを出すっていうのはテレビも同じなんですよ。人々が求めているから芸能ゴシップもあるわけです。だからGoogleってのは我々の民意の裏返しみたいなとこがあるんだよね。そこをどうしたらいいかっていう問題はとても難しいですよ。

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FLAG7 7/4放送分より番組アーカイブはこちら
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/28861

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