あなたの脳は疲れてる。 現代人が知るべき「脳の守り方」
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あなたの脳は疲れてる。 現代人が知るべき「脳の守り方」

<LivePicks>産業医・大室正志さんが語る「脳の守り方」

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Jul 12, 2017 by LivePicks Reporter

3 Lines Summary

  • ・ブルーライトを浴びていると脳が疲れる
  • ・電子書籍は早く読めるが脳への刺激は強い 
  • ・「俺寝てない」自慢=知的労働をしていない

―現代人は疲労している―

働き盛りの30~40代の人の約6割は仕事上で強いストレスを感じていることが厚生労働省の調査でわかり、会社でのストレスチェックが法律で義務付けられるまでになった。

様々な企業で産業医を務め、現代ビジネスパーソンのメンタルヘルスを見続けてきた大室正志さんに、NewsPicksの佐々木編集長が話を聞いた。

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PC作業が脳に与える影響

佐々木:
現代の人々は、なんでこんなに脳が疲れやすくなっているんでしょうか?

 
大室:
注目すべき点は、やはりPC普及率とうつ病の増加です。1990年代にPC普及率が増加すると、うつ病も同時期に増えているんですね。

これにはいろんな説がありまして、一つは産業構造の変化です。この時期から非常に日本の企業でリストラが増えてきたということが一つ。あともう一つは、ある外資系製薬会社が“うつは心の風邪です”という大きなキャンペーンを張った。それによって、「あ、俺もそうかも」「私もそうかも」という元々いたんだけれども今まで出てこなかった潜在需要がほりおこされたんじゃないかという説や、様々な要因あるんですけど、ひとつ大きな要因としてはPC作業が増えて脳が疲れやすくなったということが一つ要因として挙げられます。


佐々木:
PC作業が増えるとどうして脳が疲れやすくなるんですか?
 

大室:
紙の作業をする時と、PC画面に向かっている時では緊張度が違うということが様々なデータから明らかになっています。メガネ会社がブルーライト対策なんていうことを言ってますけれども、僕らの目は非常に限定された光しか見えないわけです。赤から紫までの、いわゆるレインボーカラーです。

赤が一番長くて紫が一番短い、そして短くなればなるほどパワーが強くなっていく。そして紫よりもさらにパワーがあるものを、紫の外だから紫外線と呼びます。そうなってくるとパワーが強いから肌が焼けたりする。肌が焼けるということはDNA損傷が起きますから、たとえば肌が弱い白人がオーストラリアに移住すると、オーストラリアでは皮膚がんがすごい問題になってくるわけです。

何が言いたいかというと、赤と紫の中だと紫よりのブルーのライトというのは非常に目に刺激が強いわけですよね。そういったライトを浴びていると非常に脳が疲れやすくなるんです

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プールサイドで読むには紙の本の方が良い理由とは

視聴者からの質問:
寝る前のスマホはストレスに影響があると聞いたことがありますが、それはなぜですか?


大室:
ブルーライトはPCもですがスマホのほうが多く含まれています。さらにスマホは暗い部屋でやることが多く、そうなるとさらに光の刺激が強くなるわけです。脳と直接つながっている神経は12個しかないんですが、すべて顔の近くに集中しています。その一つが脳にごく近い視神経で、脳に直撃で光を浴びているとやっぱり疲れやすくなるといわれています。

 
佐々木:
パソコンで仕事をして、休みの時間もごはんの時間もスマホを見て、常にスクリーンを見てるというのはかなり負担が大きいと?

 
大室:
そうですね、昔ですとPCで仕事はしても、家に帰る途中では本を読んだり新聞を読んだり外を眺めたりしてたわけですが、今8割くらいの方はそれこそNewsPicksとかを読んでいますよね?笑 本当は隙間時間に目を休ませたほうが脳にはいいんです。


佐々木
そうすると紙の本と電子書籍とは脳の感じ方が違うんですか?


大室:
これも面白い研究結果がありまして、紙の本と電子書籍とで目に与える緊張度の違いを調べる研究があったんですけど、電子書籍のほうが読むのが早かったんです。つまり文字数が多く読める。それはたぶん字が鮮明だからという仮説が立てられています。しかしその分目に与える緊張度は高かった。電子書籍を読むと目への負担が強まるんです。さらに近視になった後に遠くを見てもなかなか目の筋肉がゆるまなかった。

ある程度リラックスした状態で本を読みたいときはスピードが劣っても紙の本のほうがリラックスした状態で読めるという研究結果でした。

 

佐々木:
リゾート地に行くときは電子書籍よりも紙のほうがいい?

 

大室:
プールサイドで読むには紙の本のほうがいいのかもしれませんね。ちょっと重いですけどね(笑) そうするとどうしても電子書籍で行きたい気持ちに僕もなりますが、確かに紙の本のほうがリラックス度が高いです。この辺は状況に応じて使分けていただければと思います。

ストレスから脳を守る方法

佐々木:
たくさんのストレスがある中で自分の脳を守る為にどういうことを心がければよいですか?

 

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一つ目のとにかく睡眠をとる、これはわかりやすい気がしますが、もう少し説明をしてください。
 

大室:
とにかくが睡眠が大事ということですね。睡眠の理想的な長さは人によって違うんですけども、「深い熟睡感がある」「昼間眠くならない」というのがある一つの指標になると思います。脳にも視神経にも非常に多くの情報を得ている現代は睡眠が非常に重要な世の中になってきているということは言えるといえます。


佐々木:
睡眠が足りないということが病気につながる、うつ病などにつながるなどということはあるんですか?


大室:
睡眠時間が減少すると会社での過重労働面談でも必ず抑うつ状態のチェックをします。なぜかというと睡眠時間が減少することで抑うつ状態の方が増えるというデータがあるんです。
 

佐々木:
以前、大室さんが書いた「俺寝てない自慢」「寝てなくて頑張ってる自慢」というのはもう古いし、科学的にも間違っているということですか?

 
大室:
寝てないことを自慢するというのは、きっと寝てなくてもできる仕事で、そんなに頭を使わない仕事だと思うんです。さらに昔は100件営業で回った人のほうが50件回った人よりも売り上げが上がった時代なんですけど、今の時代、睡眠不足のふらふらの状態で営業に行っても売り上げは上がらないと思うんですね。

その時に俺はこんなに必要とされているという風に自慢するのは日本人にとっては憚られるので、自虐を装った「また徹夜だよ」というような自慢になると思うんです。

その他の「脳を休める方法」の解説動画はこちらから
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0029/chapters/28905



番組前半の佐々木編集長注目のニュース「Today’s Pick」はこちらから
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0029/chapters/28904


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