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世界に広まる「ビールをおいしくするIoTサービス」は日本上陸も目前?
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世界に広まる「ビールをおいしくするIoTサービス」は日本上陸も目前?

ビールサーバーをIoTで繋ぐとビールがもっとおいしくなるかもしれない

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Aug 03, 2017 by FLAG7 Reporter

3 Lines Summary

  • ・70兆円のビール市場で15か国の数千店舗が導入済み
  • ・センサーの設置は30分!スマホでも情報分析できる
  • ・地域で流行っているビールや人気おつまみの傾向も分かる

世界各地から最新のスタートアップ企業事情をお伝えしている「ワールド・テック・リポート」。今回はイスラエルから、美味しいビール体験をサポートするIoTを提供している「Weissbeerger社」のエイミー・ビアンカ・コーヘンダガンさん(Amy B. Cohen-Dagan)に話を伺う。案内してくれるのは、イスラエルでスタートアップを支援するANIWOの植野力さんと寺田彼日さん。

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ANIWO 植野力さん:
今回紹介するサービスは、バーや居酒屋の「ビールサーバー」にセンサーをつけてビールの品質や消費量、部屋の温度などをセンシングして、有用な情報を提供しています。例えば「この曜日はハッピーアワーを1時間遅くしよう」とか「近い場所ではこういうビールが流行っている」という事が分かるわけです。

佐々木俊尚:
なるほど、面白そうですね。

70兆円のビール市場に切り込むIot

イスラエルからスカイプ中継。エイミーさんの話は現地にいる寺田彼日(てらだあに)さんが通訳を担当した。

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エイミー:
ビールの歴史は非常に古いんですが、今もグローバルに成長していて約70兆円以上の市場規模があります。日本ではアサヒやキリンのようなメーカーが、これまで普通にビールを売ってきたんですが、今後はデータの解析のシステム等が必要になってくるでしょう。

Weissbeerger社はテルアビブが本拠地で約80名の会社で、ビール業界・市場を対象にIoTとビッグデータをあわせたシステムを提供しています。例えば、「どこで」「何時に」「どれだけ」のビールが消費されているのか、その「ビールの品質や温度管理はどうなっているのか」、「どういう食べ物と一緒に消費されているのか」などのデータが一目で分かるようなシステムを提供しているんです。

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たった30分で店のデータをネット化する

新美有加アナウンサー:
このサービスは、お店が導入するんですか?

エイミー:
サービスはバーやレストランなどの「店舗」と、さらに「メーカー」にも提供しています。今 、私たちの後ろにあるようなバーなら30分以内に取り付けられるセンサーとクラウドのソフトウェアをつないで情報を分析します。

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エイミー:
私が手に持っているものがセンサーで、ネットワーク機器(3G)が入っているので、そのままクラウドに情報を飛ばせるようになっています。

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エイミー:
メーカー側に対しては、どのお店でどのくらい消費があるかという分析データを提供することで、効率的な製造がサポートできます。

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数千軒のバーやレストランがもう繋がっている

佐々木:
一軒の店だけではなくて、さまざまな店から集めた情報をビッグデータとして処理していくっていうことですね?

寺田:
そうですね。店のデータは匿名化されていて全てを統合したビッグデータを使っています。もちろん、それぞれの店舗ごとに、どのくらいの消費があるかなどが分析できるようになっています。

佐々木:
導入済みのお店はどのくらいあるんですか?

エイミー:
既にアメリカ、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなど15ヶ国以上の市場で導入され、数千軒以上のバーと繋がっています。

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ビール販売の「ツボ」を見つける

エイミー:
サービスのコアとなるのは、集めたデータからインサイト(洞察・発見などビジネスのツボ)を導き出すことです。
例えばメーカー側には、温度や衛生状態など消費量に直結する提供時の品質情報や、「東京ではラガーよりIPA(度数が高いビールの一種)の方が人気がある」というマーケットのトレンド情報などを提供しています。お店側にはビールの廃棄量を減らすアドバイスや、店がある同じエリアでの価格帯や消費傾向などを提供することで、マーケティングに役立ててもらいます。

佐々木:
サービスの反響はどうですか?

エイミー:
レストランからの反響も非常によくて、特にスマホアプリは問題点やマーケットのトレンドが手軽に手元で見られるので非常に喜ばれています。

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佐々木:
利用料金はどうなってるんですか?

エイミー:
価格に関しては市場によって様々です。マーケットに則した設定をしています。

佐々木:
レストランにセンサーを設置したら、そのデータはレストランでもメーカーでも利用できるわけですよね。その場合はそれぞれから別に使用料をもらうということですか?

ANIWO 寺田彼日(てらだあに)さん:
そうです。導入コストはヴァイスビアガー社が負担して、店やメーカーはソフトウェアの利用料を支払うかたちになります。

新美:
センサーはバーに取り付けるということですが「瓶ビール」はどうするんですか?

寺田:
基本的にはバーに設置するIoTデバイスなんですが、レジのPOSシステムと連携するので「瓶ビール」の消費量も測ることができます。この仕組みで、どんな食べ物と一緒にビールが飲まれているか分析できるんです。

気になる日本進出は?

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佐々木:
日本へ進出する計画はありますか?

エイミー:
日本は、ビールの消費量で世界のTOP10にも入ってますし、非常に重要視しています。市場を寡占している大手5社は、新しい投資の機会をグローバルで探しているので、それらのメーカーと一緒に組んでビジネスをやっていきたいと考えています。日本市場は非常に有望で、イスラエルと日本はイノベーションを作ることで似ている部分があると思います。私たちは今後、日本への進出も考えているので、次回はぜひそちらのスタジオで喋れることを楽しみにしています。

佐々木:
なかなか面白くて、日本でも流行りそうですね。お酒もこれからは、人間が管理していた部分をIoTやAIに任せるような時代に変わっていくのかなと思いました。

FLAG7 8/1放送分より番組アーカイブ
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0009/chapters/29009

ワールド・テック・リポート
vol.11

世界に広まる「ビールをおいしくするIoTサービス」は日本上陸も目前?(この記事)

4.0

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