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「いい事しか起きない」座談会で聞いたVALU正統派ユーザーの本音

話題の絶えない「VALU」。ユーザーの本音トーク

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Sep 06, 2017 by editors room Reporter

3 Lines Summary

  • ・初めて売られた時は結構ショック
  • ・ユーチューバー騒動の影響は…
  • ・人が人を評価する時代に突入

ホウドウキョクと渋谷のラジオがコラボしたスペシャル番組の第三弾(2017年8月29日放送)。今回は、現在ネット業界で話題となっているサービス「VALU」について、普段は異なる業界で活躍する3名のユーザーによる本音トーク。漫画家の鈴木みそさん、コスプレイヤーの沼乃ぬこさん、ビットコイナーでブロガーのしゅうまいさんから「VALU」の実態を伺います。

わたしが「VALU」を始めたワケ

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鈴木:
鈴木みそです。
普段は漫画を書いているんですが、「VALU」というやつがとても面白いと聞いて、はじめてみたら、ちょっと小銭を稼げたんです。それで「VALU」とは一体なにかというマンガを書いたら、たくさんの人に読まれました。

「VALU」はいろいろ悪い面が取り沙汰されていますけれど、僕としてはもうちょっと前向きに考えたいと思っています

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沼乃:
沼乃ぬこです。
普段は明るく元気なコスプレイヤーとして活動していて、今年大学を卒業してからは、フリーランスでMCやゲーム会社のお手伝いをしたり、広報などをしています。「VALU」は初めて知った時に、「これコスプレイヤーとめっちゃ相性良いんじゃないかな?」と思って、自分が実験台になろうとはじめてみました。ぜひ世間に広まって欲しいなと思って続けています。

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しゅうまい:
私はいわゆるブロガーなんですが、2~3年ぐらい前にビットコインなどの暗号通貨に出会って、面白い形の「お金」があるなと、そこから技術面に注目していました。

そのビットコインが使われている「VALU」というサービスが出てきたので、サービスが始まった6月ごろに登録しました。鈴木みそさんと知り合えたり、普通なら出会えない方との交流が生まれる面白いサイトになっているなという感じで活用しています。

VALUユーザーが語る「VALUとは?」


――「VALU」とはどんなサービス?

しゅうまい:
一言でいうと人間に値段をつけるサイトという感じになりますね。
個々の人が「株式」もしくは「トレーディングカード」のような形で「価値」を売買できるので、「個人の価値のやりとりができるメルカリ」みたいなサービスだと思います。

また、メルカリのように一回こっきりの取引ではなくて、「VALU」を持ってくださっている方との相互の交流などもできるSNSとしての側面も持っているので、単なる売買ではなく人間関係を育んだり続けていくことができる面白いサイトだと思います。

鈴木:
いままでなかったですよね、こういうのは。「VALU」を発行してる人と、それを買ってくれる「VALUER」の間には、新しい関係が出てくるんですね。

例えば、僕のようなマンガ家と読者がSNSで会話するような段階からもう一歩先に進んで、僕個人の「VALU」をみんなに買ってもらうことで、今までの読者とマンガ家とはまた違う新たな関係が出てきているんです。

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――ぬこさんは世代も若いですし、すぐにサービスを理解できましたか?

沼乃:
そんなことはなく最初のころは結構手さぐり状態でした。実はビットコインのことも「VALU」をはじめてから知ったぐらいで、「株」についてもよく分かっていなかったんです。

それでも、とにかく実際にやりながら覚えていったので、私のような初めての人でもできるんだよっていうことを言いたいです。そんなに難しくもないと思います。

鈴木:
「VALU」が難しそうだったり、面倒くさそうに見えてしまうのは、まず仕組みが似ている「株」もよく分からないし、売買に使う「ビットコイン」もよく分からない という事でしょう。二重に面倒くさい。
 

私のVALU初めて物語

しゅうまい:
私は、6月の1~2日にはじめていて、最初にビットコインを入金したのが6月2日ですね。そのときはまだ自分のVALUは公開されていなかったので他の方の「VA」を購入して、自分が上場されたのが6月5日になりますので、結構早いころだったかなと思います。

「VA」の発行申請をすると、自分のアカウントに紐付いているSNSのフォロワー数などから、その人の「時価」のようなものと、発行する「数」が計算されて決められます

鈴木:
僕は6月の後半くらいに申請しました。それで、たぶん6月下旬にスタートしたら、すごい勢いで僕の「VALU」が値上がりしていくんですね。最初1000円ではじめたものが3000円、5000円、1万円って、もうどんどん上がるんです。それで1万円とかで10「VA」売ると、一瞬で売れるんですね。

また1万5千円になった時に10VA出すとバーンって、あっという間に売れるんですよ。それまで玩具のお金だと思ってたのに、本物のお金がバーっと自分のところに入ってきて、かなり興奮しましたね。

それで4万円くらいまで値上がりしたら、今度はみんなが売り出して。急激に上がった値段が、今度は投げ売りみたいな感じになってドーンって落っこちて、ひどい状態なんですよ。

「俺は価値がない人間だ」くらいすごいショックを受けたんですけど、8000円くらいで止まりまして、今ちょうど1万2~3千円のところをぶらぶらしてる感じです。


――他のお二人もうなずいていましたが、同じようなことがあった?

沼乃:
結構ショックですよね。「あー、売られちゃった!」って。

しゅうまい:
そうですね。やはり売られがちになったときは、落ち込むというかショックというか。でも、そういうものであると理解してしまえば、もう市場に任せるという感じですね。

たぶん、SNSでブロックされることに似てると思うんですよ。慣れてる方だと、別にツイッターとかでブロックされてもそんなにショックを受けないじゃないですか。でも慣れてない方は、もう絶交されたのかと勘違いしてしまうと思います。でもそうではないので、これは慣れていくしかないでしょう。

鈴木:
「VALU」が面白いのは、誰がいくらで売り買いしたかが分かるんです。
例えば「こいつは僕の株を5個持っていたのに4つも売り出した!」とか全部分かるので、売られるとかなりショックです。そういうことをマンガに描いたら、ホリエモンから「いや、これはそうなんです」と指摘されました。

堀江さん自身も、会社を作った時に株を売られてショックを受けて、みんなこういうことを経験するというんです。あ、そういうもんなんだと思ったら、売られることにだんだん自分も慣れてきました。


――鈴木みそさんは、さまざまな新サービスをマンガで紹介していますがVALUは衝撃でした?

鈴木:
自分が売ってる「VA」を誰かが買ってくれるのはいいんですよ。ただ、僕の「VA」を高値で売って儲けようという人たちがかなりいるわけですね。
投機筋というか、こういう人たちに翻弄されるのは初めてだったので、ちょっとドキドキしました。

しゅうまい:
「VALU」は、自分の株みたいなものを「手売り」するってところがポイントです。本当の株式市場とは違って「VALU」は誰が買い注文を出したか見えますし、逆に「この人には売るけど、この人はちょっとやめておこう」とか、そういうこともできるので、株式市場というよりはフリーマーケットに近いのかなと思います。

また「VALU」を買うというのは、ファンクラブの年会費を払うことに近いのではないかと思います。面白くなかったら売ることもできるわけです。

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面識がない人に「VA」を買われてビックリ

鈴木:
「VA」を発行している人のページを見ると、その人の「VA」をたくさん買ってるユーザーが順番にズラリと表示されるんです。逆に、僕が他のマンガ家の「VA」をどのぐらい買っているか、誰にでも分かります。つまり「VALU」のページっていうのは僕の信用が一目でわかるわけですよ。

沼乃:
私は、最初にすごく迷ったことがあります。「VALU」には本名で登録するルールがあるので、そこをまずどうしようかなって。勇気がいるのはもちろん、リスク面が心配だという人も多いと思うんですよね。

私の「VALU」ページはFacebookにもリンクさせてるんですけど、そっちはコスプレイヤーとして活動しているときは全く出していなかった、本名で登録してるんです。だから「VALU」上では本名とコスプレネームの2つの名前で活動しているという気持ちがあります。

鈴木:
でもアイドルの人とかは「VALU」に向いてますよね。「VA」を10個買ってくれた人は握手しましょう、とかできますからね。

沼乃:
私は「VALU」を始める前から見ててくださった方と、「VALU」で初めて私を知ってくれたくれた方と、なんというか2つの層があると思っています。そのどちらとも、同じように仲良く接していきたいです。

しゅうまい:
私は、知り合いのブロガーさんが私の「VA」買ってくれるのは分かるんですけど、一度も対面したことがない人まで買って下さっていることに非常に驚きました。実は「VA」を買うと、いわゆる「鍵付き投稿」が出来るんですけど、私はそれでビットコインなどの情報を発信しています

「VALU」がきっかけで「ビットコイン」を始める方も多いと思うので、私の記事を読みたい人が「VA」を買っていただいているのかなと思います。
だから、たくさん「VA」を持っている方より、1つだけ持っている方が非常に多いですね。

実は私がカテゴリの第一人者です


――VALUの中にコスプレイヤーはどのぐらいいる?

沼乃:
全然少ないですね。
「VALU」は、最初に職業のカテゴリを1つ決めるんですけど、私が登録した当時は「コスプレイヤー」ってなかったんですね。そこで「コスプレイヤーっていうカテゴリを作って下さい」と運営にメールを出したんです。
最近コスプレイヤーはアイドルと並んで1つの職業として成り立ち得るんですよとPRを添えて。
そしたらすぐ「明日にでも対応します。ご意見ありがとうございます」という返信が来たんです。すごくうれしいなと思ったのが「VALU」の第一印象でした。

鈴木:
じゃあ、ぬこさんがコスプレイヤーというジャンルを作ったんですね。
いま見たらコスプレイヤーは18人ですね。

しゅうまい:
ブロガーというカテゴリもなかったんですよ。

鈴木:
今ブロガーは445人いますね。
マンガ家は今73人ですけども、このカテゴリは僕が作ったわけじゃないです。

沼乃:
今でこそコスプレイヤーの方がそこそこ増えたんですけど、最初は「VALU」に入っている人はみんなオジサンばかりだろうから、ここにコスプレイヤーっていうカテゴリを作ったら目立つだろうなと思ったんです。

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VAを買うのは名刺代わり

しゅうまい:
私が「VALU」ってすごいなと思ったのは、鈴木みそ先生の「優待」なんです。通常だったら出会えない方から、見せてもらえないような情報をいただけるのは、すごい事ですよね。「優待」として、マンガの下書きが見られるのは本当にいいなと思って、3枚購入しました。

鈴木:
ありがとうございます。

僕は、ぬこさんと今日はじめて会ったんですけど、会う前に一応VALUを買っておきました。

沼乃:
私は、たった今 みそ先生の「VA」を購入しました。

鈴木:
お互いに「VA」を買っていて、なんか名刺交換みたいですね。

 

騒動が残した傷跡


――YouTuberヒカルさんの騒動はどのように感じていましたか?

鈴木:
あれね。「VALU」の中にいるユーザー目線で見ると、僕は思ったより大きな話にはならなかったなと言う感じです。ただ、もともと何の価値もないモノを取引してるのではないか?ということが批判されましたが、僕らは何にもないモノにどうしたら価値がつけられるんだろうと色んな優待を考えたりしていたんです。

「自分は何が売れるのか分からない」という人は「VALU」もどう展開したらいいか分からないんですね。そういう人たちが言う、「全く価値がないモノにお金を載っけてるだけのマネーゲームじゃないか」的な批判は、もともとあるわけです。

それが騒動によって大きく取り上げられたことで「VALUなんて怖いよ」とか、すごく印象が悪くなった。イメージの毀損は相当あったと思いますが「VALU」の中と外とでは温度感が全然違います

しゅうまい:
例えばFacebookでも「フェイクニュースが拡散されるのはよくない」という話がありましたけど、プラットフォームとしてのFacebookは悪くないじゃないですか。なので「VALU」もプラットフォームとしては悪くなくて、一部のちょっと悪い感じで目立ってしまう人がいただけっていうことなんです。

ああいう騒動があったから、よく「VALU」自体一回止めたほうが良いとか言う人がいるんですけど、もうそこで経済活動をしている人もいるんだから止めちゃったら価値の毀損になるじゃないですか。だから簡単には止めてほしくないですし、悪いことがあったら、それについては改善していけばいいことだと思います。あまりにも止めろって言っている人が多くて戸惑いました。

沼乃:
「VALU」の中では私ももう見てるだけで「大変そうだなー」みたいな感じだったんですけど、やっぱりVALU」をやってない人からの評価がすごく変わりました

もう「VALU」をやってるっていうだけで、「ちょっと怪しいんじゃないか?」とか「本当に大丈夫なのか?」とか思われて、実際にお仕事が滞ってしまったこともありました

まだ体験していない人に贈る「VALUの始め方」

鈴木:
会社員の人は、自分の「VALU」を売っても、あんまりお金にならないと思っているかもしれませんけど、例えば「昆虫が大好きでカブトムシの研究をやってます」みたいな趣味が「VALU」の値段に反映されたり、会社の同僚が「あの人はすごい」と思って買ってくれるかもしれない。
信用のある人の「VALU」は外から見てすぐ分かるようになるわけですよ。

みんなが「VALU」を始めれば、1000円、1万円、1億円などいろんな値段がついて、全く知らない人にも自分の価値はこれぐらいですと見せることができるし、新しい人間関係も始まるでしょう。
こういうことは今までになかった新しいものですよね。

沼野:
私自身はクリエイターの人に近い使い方をしていると思っているんですけど、自分の日々の活動を「VALU」で淡々と発信するだけで、十分信頼が生まれるはずだと思うんですね。
だから怖がらずに…というか、やって損はないじゃないですか。
ハードルが高いと思わずに、恐る恐るでもいいので、触りながら覚えていって欲しいですね。

しゅうまい:
真面目に使えば、本当にいいことしか起きないですね。「VALU」をやっていて「いいな」と思うことの一つに、自分と違う業界の方と簡単に知り合えることがあります。違う業界からみると自分にとっては当たり前なスキルが、すごいことだったりするんです。

例えば、ブロガーは文章を書いて情報発信するのは当たり前なんですけれども、全然ちがう業界の方から見ると「あんなに分かりやすい文章が書けるのはすごい」と思われることもあるでしょう。

あと、私は全然絵心がないんですが、「VALU」を買った方でアニメーターの方は絵をかいたり動かしたり、それだけでも本当にすごいと思います。
そんな人が例えば、自分がお支払したビットコインで液晶タブレットを買って新しい作品が作るかもしれない。それって本当に素晴らしいことだと思いますし、それこそが投資だと思うんですね。

さらに魅力的な「優待」あります!

しゅうまい:
「VALU」では「VA」を買ってくださった方に対して「優待」というリターンが設定ができます。私は、お会いしたときのご挨拶代わりに、ビットコイン型の記念メダル(下画像)を差し上げるという「優待」をやっています。

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鈴木:
僕はマンガ家として一体何が出せるのか色々考えて、1つは「VALUER」と一緒にお酒を飲む「飲み会」を定期的に開いています。

それと僕が描いたマンガを、ちょっと早く読める権利をあげています。普通はペン入れして色つけしてネットや雑誌で公開するんですが、ネームや下書きという設計図の段階で「VALUER」だけに公開しましょうと。

ちょうど今日発売されたMac Fanという雑誌に僕が書いた「VALU」のマンガが載っているんですが、実はこれも優待でペン入れ前のものを公開しています。

沼乃:
私はやっぱりコスプレの情報を発信したいので、「優待」は他で公開してないコスプレ写真や、コスプレの裏話を「鍵付き投稿」したり、一緒にツイキャスで生配信をする権利などを設定しています。あと「VALU」を始めた最初のころは1「VA」500円ぐらいだったので、「100VA以上買ってくれた人には、あなたのコスプレを全部プロデュースします」という優待を作ったんです。

スタジオなどの撮影場所から、衣装、ウィッグ、メイク、写真撮影まで全てやりますという内容だったんですが、その後「VA」の値段が上がってしまい、結局お蔵入りみたいになってしまったものもありました。

「お金」とは何か?

鈴木:
この間、しゅうまいさんと会ったとき、「VALU」の次の時代はどうなるのかという話になりました。「VALU」では「VA」の価値をビットコインに変えてるんですけど、次の時代は僕が独自のお金を発行できる。例えば「みそコイン」みたいなものをみんなに流通させることができるっていうので、これはすごいなと。

しゅうまい:
ビットコインの上で、自分のコインを発行できる仕組みがあるんです。私がオススメしているのは「カウンターパーティー」という仕組みで、実際に「しゅうまいコイン」を発行して結構な人数に配布して遊んでいます。

数年前は、一回配るのに5円ぐらいの送金手数料だけで済むので、まあ名刺一枚と同じぐらいだと思って気軽に配っていたんですが、最近ビットコインの送金手数料が急騰して270円ぐらいになってしまったのでちょっと困っています。

その手数料問題が解決すれば、個人がオリジナルコインを作って流通できるのは、非常に面白い展開が期待できる技術だと思っています。VALUの「VA」はシステムの中だけで閉じているので、人に直接あげられないんですが、「カウンターパーティー」で発行したコインは好きな相手の人にダイレクトに送ることができます。しかも、オークションのような仕組みで売り買いもできるんです。

鈴木:
「お金」っていうのは、僕らが紙とか金属のかけらに価値を見出しているわけです。これは、国が価値を保証しているんですが、個人が発行するお金は何に紐づいているのか。

しゅうまい:
個人が発行するトークン(代行貨幣)の価値は、そのご本人の価値ですよね。ビットコインは送金の仕組みだけ貸している感じなので、例えば郵便を使って事業をやるのは本人次第というようなことです。


――これからの「トークンエコノミー」はどのようになっていく?

しゅうまい:
「トークンエコノミー」という言葉が使われるようになりつつありますが、送金手数料が高かったり実用面はまだまだだという感じです。ビットコイン以外でもトークンは発行できて、いろいろな使い方が試されていく中で、うまくいったものが生き残っていくことになるでしょう。「VALU」は、トークンを外に出さないんですが、使い方や運営の仕方を個人が学べる場としては最適だと思います。

未来の価値を担保にして、今お金くださいっていう仕組みがうまく回り始めたら面白いと思います。例えば新しいガジェットを作るために、お金を先に集める「クラウドファンディング」というものもあります。それをより柔軟にしたものを、ICO(Initial Coin Offering)と言って、今後増えてくるのではないかと思います。

※ICOについて詳細は次を参照…「ICO」って何ですか?海外で急増する資金調達の仕組み https://www.houdoukyoku.jp/posts/14647

これからやりたい事&VALUの終わり?

沼乃:
私は今、VALUをきっかけに知り合った方と一緒になって、コスプレイヤーに出来る展示会を開こうと計画しています。
つい先週、打ち合わせをしたばかりなんですが、9月の最終週に原宿北参道にあるCARTEN TOKYOというカルチャーギャラリーで何か面白い展示をしますので、詳細はVALUなどで告知していきます。

私自身は「VALU」で資金調達することで、今まで手の届かなかった衣装が買えるようになり、撮影会など活動の場がすごく広がりました。

鈴木:
僕は割といいタイミングで「VALU」を始められたので、最終的には350「VA」ほど売って、たぶん180万円ぐらいになったんですよ。このお金は、僕が先払いでもらったお金だから、これを使ってマンガを描いて発表するのがいいだろうと思いました。

そんな時、バズフィードの古田さん(古田大輔編集長)と話す機会があって、いろいろアジアを回ってきたけど今は中国がすごく面白いって聞いたんです。特に深センあたりは、僕が昔「あんたっちゃぶる」っていうマンガをファミ通に描いていた時、取材に行ってメチャ面白かった香港のような事態になっているらしいんですね。

9月か10月ぐらいに深セン市を見てまわってマンガを描いて、「VALUER」に見せるのもアリだし、どこか出版社に持ち込んで本に載せてもらうこともできるんじゃないかと考えています。

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鈴木:
あと、僕の「VALU」はいつ終わるんだろうと気になっています。

例えば、僕が交通事故で死んだら、今出している「VALU」は価値がゼロになるじゃないですか。会社なら、いきなりボーンって破たんしても何か残るので価値があるんですけど、「VALU」は印象で価値が決まるので死んでしまった時はゼロになる。例えば「VALU」をやっているアイドルが結婚して引退したらどうなるのか。

「VALU」っていうのは僕ら個人の価値だから、本当は結婚してもずっと死ぬまで続いていて、寿命が近づいてくるとだんだん価値が下がっていくんじゃないかなと思ったんです。だから30~40歳ぐらいの働き盛りの頃から、年を重ねるとともに「VA」の価格が落ちていったらとても面白い。

それでこの間、「VALU」の代表の人と話す機会があったので「死んだらどうなるんですか?」と聞いたら、3か月ぐらいの時間をかけてゆっくりゼロに落としていく、という設定をしているらしいんですね。でも「今のところ5万人ほど会員はいますけど死んだ人はいません」って言ってました。
じゃあ最初に死ぬのは誰だろう? もしかしたら僕かもしれない。

しゅうまい:
私は今後「VALU」に動画機能がつくという構想があるそうなので、例えば動画でビットコインセミナーみたいなのをやってみたいです。

あとは「VALU」を継続させたい人に対してなにかサポートしていきたいですね。私もそうなんですけど三日坊主になりやすいので、一人で孤独に頑張るのではなく、みんなでうまくお互いに励ましあいつつ、続けられるような仕組みを提供したいです。


――最後に一言づつ、VALUについてのメッセージをお願いします。

鈴木:
これは初めて人が人を評価して金額にしたサービスだと思うんです。人が人を評価するっていうのが、ついに可視化されてしまった。

もしVALUというサービス自体がなくなったとしても、これはもうね、ずっと続いていくと思うんですよ。言ってしまえば、パンドラの箱は開かれて、みんながみんなを評価する時代がやってきた。これから先、僕らは人の評価から逃げられなくなる。その一歩目だと思います。

その意味では、全く違う世界に踏み込んでしまったので、いろんなところで叩かれるのも当然なんですよね、新しいので。で、僕らはより高い評価を受けるような努力をしなければならなくなっているんです。

それはマンガ家もそうなんですが、普通の人もそういう世界に踏み込んでしまったよという、新しい時代だと思っています。

沼乃:
自分の可能性を広げられるのがVALUだと思っているのですが、実際にVALUを通して今までお会いできなかったような、みそさんとかしゅうまさんと一緒にこういう場に出させていただいて、本当に可能性が広がっていることを体現しています。ぜひこのまま頑張りたいと思います。

しゅうまい:
VALUを通じて「お金ってなんだろう」と考え始めた方はきっと多いと思うんですね。なのでその問いはずっと持ち続けてほしいなと。

お金って単なる価値の媒介なので、それが自分にとって価値があると思うかはその人次第なんですよね。そういったことをもう一度考え直してみるいいきっかけになるのではないでしょうか。

進行=寺 記夫(ホウドウキョク編集部)

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