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ビジネスで恥をかかない『品格ある英語』。「Please、Why、You」はダメ!?

<LivePicks>「品格のある英語」を学ぼう!

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Sep 10, 2017 by LivePicks Reporter

3 Lines Summary

  • ・「Please」は丁寧な表現ではない
  • ・「No」や「Not」はかなりきつい拒絶
  • ・英語はストレート、フランクがいいというのは勘違い

数々の世界の要人のスクープ取材をものにしてきた国際ジャーナリスト・大野和基さんに「あなたの英語は大丈夫? 品格ある英語とは」というテーマで、世界で戦うために必要な「品格ある英語」について話を聞いた。(聞き手:阿部知代ホウドウキョク・キャスター/NewsPicks野村高文エディター)

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「品格ある英語」を使ってみよう!【1時限目:Please】

阿部:
日本人が陥りがちな間違いや、知っておくと良いポイントなどを大野先生にレクチャーしていただきます!

まず、「Please」ですが、これを使うと丁寧な表現になると思いますが…。「Pleaseだけでは丁寧な言い回しにならない」とは、どういうことですか!?

大野:
「Please」は、走り回っている子供に対して親が怒るときにも使います。つまり「やめろ!」です。

阿部:
例文「靴を脱いでください」を英語にすると…「Please take off your shoes.」これでは品格ある英語といえないのですか?

大野:
これは、日本語でいうと「靴脱いでよ」という感じ。お客さんに向かってそんなぶっきらぼうな言い方はしませんよね。

「I would appreciate it if you would take off your shoes.」
=「靴を脱いでいただければうれしく思います」

と、仮定法を使って言えば、相手も快くそうしてくれますよね。

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野村:
「I would appreciate it if~」は、ビジネスメールにも応用できそうですね。

大野:
そうですね。日程変更のお願いをするなど、さまざまな場面で使えます。

【2時限目:NoとNot】

阿部:
続いて、「NoとNotはかなり強い拒絶になる」

大野:
例文「どうしても誤解が生じてほしくありません」と言いたいとき、

「I really don’t want to have a misunderstanding.」とするよりも、

 「The last thing I want to do is to have a misunderstanding.」
直訳すると「私が一番最後にしたいことは、誤解されること」。

もうひとつ、「Let’s be sure to avoid any misunderstanding.」
=「誤解を避けるように確認しましょう」

という表現もあります。

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阿部:
どちらも、NoやNotを使っていないですね。

野村:
「avoid」=「避けたい」という単語は便利ですね。「The last thing」というのも受験英語で勉強した覚えがありますが、いままでほとんど使ってこなかったですね。

大野:
他にもパーティーに誘われたときに「No I can’t.」=「行けません!」と言うと、相手は「行きたくないのかな」と驚いてしまう。「I wish I could.」=「行けたらいいんだけれど」と言えば、受け止め方がまったく違う。

阿部:
「I don’t know.」はどう言い換えればいいですか?

大野:
「I wish I knew.」
=「知っていたらよかったんだけれど」と言えば、責められません(笑)

野村:
知っている簡単な英語で、品格ある英語に言い換えられるんですね。

【3時限目:Why】

阿部:
「Whyを使って理由を聞くと非難がましい」これは?

大野:
たとえば、来日した俳優に「なぜ日本に来たのですか?」と質問したいとき、「Why did you come to Japan?」とWhyを使うと、「だって招待されたから!」となってしまう。

阿部:
「お前何で来たんだよ?」みたいな感じですか?

大野:
そう。逆に「Why?」と聞かれることになります(笑)

だから、「What brought you to Japan?」

直訳すると、「何があなたをここへ連れてきたのですか?」というのがいいです。

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野村:
無生物主語にすると客観的になるのですね。

阿部:
「Why」を使うのはどんな場面ですか?

大野:
「Please」と同じ親が子供を叱る時などですね。とてもキツイ表現なので、大人同士での使用はできるだけ避けた方がいいですね。喧嘩をしたいときは別ですが(笑)

阿部:
「Why」はすぐに使ってしまいますが、要注意ですね。

【4時限目:You】

阿部:
4つ目のポイントは、「Youを使って批判すると個人攻撃になる」?

大野:
たとえば相手が間違いをしたときに「You made a mistake.」と言うと、「間違いをしたでしょう!」となります。

「I found a mistake. (間違いをつけました)」もっと柔らかく言いたければ、「I found what seems to be a mistake.(間違いらしきものを見つけました)」と言えば、相手を怒らせることはない。

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野村:
日本語のコミュニケーションでも、直接的に相手の間違いを非難することはないですね。「あなたが間違っているじゃないですか」と言うとトラブルの原因にもなりますし。「何かちょっと間違っているんじゃないですかね」というような言い方をしますね。

大野:
英語でも教養があればあるほど、そういった遠回しな柔らかい表現をします。

【5時限目:仮定法】

阿部:
最後はレベルアップして「仮定法」ですね。「ネイティブが使う仮定法で洗練度アップ!」

大野:
「I couldn’t have done nearly as well. (足元にも及びません)」

これは、直訳すると「あなたがやったことの近くまで、私は到底できませんでした」と言っています。

野村:
「もしわたしがやっていたら、あなた程はできませんでした」ということですね。

大野:
他にも、スポーツの世界大会などで日本人選手が優勝した時など、「I’m very happy.」と喜びを表現しますが、「I couldn’t be happier.(最高に嬉しいです)」、つまり「今ほどうれしいことはありません」ということです。

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野村:
「very」を使わなくても言えるんですね。

大野:
こちらの方がもっと上ですよ。「それ以上ない」と表現しているわけですから。「more」を使った表現もあります。

「I cannot agree with you more. (大賛成です)」
=「今よりも賛成することができないほど賛成している」となり、

「I agree with you.」と言うよりも、全面的に賛成しているということが伝わります。

 阿部:
たくさん質問がきていますが、ひとつ。「若い世代は“敬語なんてくそくらえ“(苦笑)の文化だと思うのですが、なぜ品格が大事なんでしょうか?」

大野:
初めて会う相手に対して、向こうが丁寧な言葉を使ってくれているのに、なぜこちらのため口が許されるのか、ということです。

野村:
大野さんの場合は取材相手に対してですが、ビジネスシーンでも同じですね。商談相手に対してぶっきらぼうな話し方をしてしまうと、「なんだこいつは」と思われてしまう。

日本語で丁寧に話すように、英語でも品格ある丁寧な言葉で話せるのが望ましいということですね。

大野:
その通り。英語はストレート、フランクがいいというのは勘違いですね。

明日からできる品格ある英語の学習法はこちら
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0029/chapters/29192

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