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「肉とビールでやせる」って本当?経験者が語る夢のダイエット法

ライター小林のイベント探訪記【連載 第三回】

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Sep 22, 2017 by Kobayashi Yuki Reporter

3 Lines Summary

  • ・肉とビールを楽しみながら痩せたと体験者が語る
  • ・血糖値と食べる順番に気をつけよう!
  • ・「受け手が取捨選択できる」ヘルスケア情報の発信
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肉とビールでダイエット!?
そんなキャッチーなタイトルがつけられたイベントが9月13日に渋谷・東京カルチャーカルチャーで開かれた。

昨今ヘルスケア情報発信にメディアがナイーブになっている中、どのようなことが語られるのか。イベントアプリPeatixとのコラボ企画として実際に会場に訪れて、探ってみた。

大切なのは血糖値と食べる順番

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水曜日の夜、開演前の会場はすでに人で溢れ、空席を探してさまよう人もちらほら。入口近くにはサーバーから次々に注がれるビールに、ブュッフェスタイルで盛られたメニューの数々。

これだけみるとダイエットイベントなのか…? とついつい疑ってしまう。夕飯のタイミングということもあり、お腹を満たすためおいしそうな食事を食べたい分だけ取って着席。

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前半は肉ダイエットやビールダイエットの専門家によるトーク。
登壇者は、4人。左から司会者の河原あずさん、ビールダイエット推奨者で日本メンタルダイエット協会代表の小林一行さん、肉ダイエットインストラクターの長谷川香枝さん、そしてダイエットサポートアプリ「Noom」から管理栄養士の大田桃子さん。

ビール好きでリバウンドを繰り返していた小林さんが説くのは、酒に含まれる糖質とカロリー数。中でも糖質が高いとされる醸造酒、ビール、日本酒、ワインを飲み会の前半に飲み、酔った後で糖質の低い蒸留酒、ウィスキーや焼酎に変えたほうがいいという。

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しかし飲み会で気をつけるべきは「血糖値の上昇」。血糖値は急に上がると脂肪がつきやすく、急に下がると空腹感を覚えるというのです。

そこで栄養管理士の大田さんのサポートのもと語られたのは、食事の順番について。きのこや野菜などの食物繊維から食べ始めると、その後糖質を多く含む炭水化物などを食べても、血糖値の上昇がゆるやかになる。

今回のブュッフェメニューでも、前菜としてきのこ入りのサラダやキムチが出ていた。メニューと講演の内容をリンクさせることで、参加者の意識が実学へと変わっていく。

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糖質の話を受けて長谷川さんが語るのは、食事のメインでもある肉について。肉食のポイントは、肉に含まれる糖質がほぼゼロという点と、赤身に含まれるL-カルニチンという脂肪燃焼作用を高める成分が多く含まれる赤身肉を選んだ方がより良いこと。羊肉、牛肉、豚肉、鶏肉のそれぞれの特性について触れ、どの肉がダイエット向きか、美肌づくりにおすすめかを教えてくれた。

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しかし美味しいごはんと飲み放題のビールが用意されていると、だんだんと飲み会ムードに。私も我慢できずにいただきます。同じテーブルになった方に話を聞いてみると、参加した目的は人それぞれのよう。

サラリーマンの男性は、奥さんに最近ビールを制限されていて、なんとか健康に気を遣いながらビールを飲める方法を模索するために参加。もう一人の方は、無類の肉好きの女性で、今日はダイエットや健康よりも肉が目当てとのこと。

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歓談タイムが終わると今度は参加者全員で、長谷川さんオリジナルの「ハラミ体操」を実践。牛のハラミは人間の横隔膜にあたり、そこからお腹に力を入れた腹式呼吸をベースに、脇腹を刺激するエクササイズを音楽に合わせて行う。

普段呼吸を意識していないため、お腹にたまったごはんも邪魔して、力を入れるとちょっとつらい……。
顔もしかめっ面になってしまいます。

習慣化が難しい日々の運動 鍵は無理なく続けるものの選択

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セッションの後半では、理学療法士・今井俊太さんをゲストに、代謝を上げるストレッチについて学んだ。

代謝には普段生活しているだけで消費する基礎代謝、そして運動による活動代謝のふたつがあります。年齢と共に落ちるといわれている基礎代謝量を高めるには、代謝を消費しやすい筋肉量を増やすのがいいとされる説があるという。

筋肉増加には活動代謝量を上げることと良質なたんぱく質(肉!)の摂取が関係するようだが、「運動は実際に行うよりも習慣化することが難しい」と今井さんは話す。

そのため日常生活の中にあるもの、たとえば階段の上り下りなどを利用して、活動量を上げると無理なく続けられるのではないかと提案。今井さんが考案するストレッチも、負担なく続けられるようにという考えのもとつくられている。

登壇者、イベント側はどのようにヘルスケア情報を発信するのか

美味しいものを食べて、ビールも飲み放題と一個人としては楽しいイベント。しかし人の身体、健康に関する情報発信については、会費制のクローズドイベントといえどメディアとして留意しなければいけない点がいくつかあるように考えられる。

主催者側、もしくは登壇者側はどのように考えているのか。

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今井さん:
今回お話した代謝についても「諸説あり」と枕詞をつけたように、医学は日々進歩しています。複数の論文から同じ結論に至ったことで、各学会が信用ランクをつけたエビデンスに基づいた話をしていて、正直「これが絶対正しい」と言及できないのが現状です。また受け手のリテラシーも問われていますが、情報を鵜呑みせずに半信半疑の視点をもって、気になったものは一回試してみるという心構えでいいのではないでしょうか。

そのような状況下で自分が情報発信をするのは、理学療法士という仕事について、もっと人々に知ってもらいたいから。理学療法士はリハビリの専門家といわれていますが、昨今は単に身体に特化した職種ではなくなってきています。

私が運営する理学療法士向けのメディア『POST』でも語りかけているのが、ひとりの人として理学療法士の資格や知識を武器に、社会にどう貢献するか。患者さんの身体機能を判断し、行政の機能のなかで彼らが社会に貢献できるようにマッチングさせる、地域マネージメントなどが挙げられます。

今後も健康情報サイト『Rhythm』やこういったイベントを通じて、理学療法士にはなにができるかを伝えていきたいと考えています。

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河原さん
当施設でも珍しいヘルスケア分野のこのイベントは、元々オムロンヘルスケアさんが運営するヘルスケアメディア『Rhythm』からの提案で始まりました。

イベントを始めるにあたり、著者の方々の話を客観的に語る、第三者として『Noom』さんの力を借りました。管理栄養士の大田さんも、登壇中断言せずに言葉を慎重に選び、バランスをとるように意識しています。

健康を気にする人は自発的に行動しますが、今回イベントがアプローチしているのはそうでない人たちです。食事とビール飲み放題で参加費3,800円と飲み会代にしては割安感があり、どうやら面白い話も聞けるらしいと。

今日もお皿にこんもりと食事をとっているような(笑)健康を気にしていない人たちに、情報を押し付けず、フラットな環境で気付きがあるようなイベントにしたい。肉とビールから始まる話もある中で、それぞれで自分に合った方法を見つけていくのが大事というスタンスを意識しています。

カルカル(東京カルチャーカルチャー)の武器でもある美味しいごはんを目的に、食エンタメとして飲み会の感覚で参加してもらってもいいかもしれません(笑)。

今後の「肉とビールのイベント」については?

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河原さん
12月開催予定のイベントのテーマは『スパイス』。忘年会シーズンということもあり少しパーティーな雰囲気にしたいと考えています。
前回からスタートした企画、ブロガーのむねさださんに『Noom』の大田さんがアドバイスをして減量体験レポートも次がファイナルになるので是非注目してもらいたいです。

あなたがダイエットをするのは、健康のため?それともスタイル維持のため?
目的が人それぞれ異なるように、達成するためのアプローチ方法もこれまた多種多様です。

今回話を聞いた今井さん、河原さん共に情報発信者として意識しているのは“享受する側が取捨選択できる情報の選択肢を伝えること”。

「肉とビールでダイエット!?ナイト」のキャッチーなタイトルに思わず引き込まれるが、まずは名物の美味しいごはんとビールでお腹を満たして、イベントの空気を楽しんでみてはいかがでしょう。次回開催情報が気になる方は東京カルチャーカルチャーのPeatixアカウントをフォローしてみよう。

その中で「なるほど」と思うことがあったら、お試しにチャレンジしてみてもいいかもしれません。

小林有希のイベント探訪記
vol.3

「肉とビールでやせる」って本当?経験者が語る夢のダイエット法(この記事)

4.5
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