“押し買い”で高齢者が被害!「訪問購入トラブル」の実態とは
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“押し買い”で高齢者が被害!「訪問購入トラブル」の実態とは

【のぞき見!リアル とくキュウ】増加する「訪問購入トラブル」

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Oct 03, 2017 by Tokudane! Reporter

3 Lines Summary

  • ・「押し買い」をするような悪質なケースに注意
  • ・被害を訴える声に共通するのが「異様なまでのしつこさ」
  • ・クーリングオフができないと思い込ませる悪質なケースも

「不用品を買い取るというので、家に来てもらったら強引に貴金属を買い取られた」。
こうした「訪問購入トラブル」が増えている。

国民生活センターに寄せられる相談のおよそ7割が60歳以上の高齢者。
「押し売り」ならぬ「押し買い」をするような悪質なケースもあるという「訪問購入トラブル」の実態とは。

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被害を訴える声に共通するのが「異様なまでのしつこさ」

川本真理子さん(50代・主婦)が訪問購入トラブルに遭ったのは去年の暮れ。

始まりは自宅に掛かってきた1本の電話だった。

「家庭で不要になった古着ありませんか?下着でも、体操服でもいいんです」

川本さんは電話の相手が女性ということもあり、警戒心を抱かなかったという。

そして、女性の「洋服はボロボロでも大丈夫です。ピアスの片一方、留め金の壊れたネックレスでもいいですよ」という言葉に、大量の古着を持て余していた川本さんは、買い取りをお願いした。

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その2日後、自宅にやって来たのは30代くらいの男性。

スーツ姿で物腰が柔らかかったというその男が、まず始めたのが古着の写真撮影。1時間以上に及んだ撮影後、男は「画像を本社に送って査定してもらいますね」と話した。

この言葉に安堵したのも束の間、その直後、男は川本さんにこう告げた。

「アクセサリーはありませんか?見るだけでもいいので」

貴金属を売るつもりはなかったが、1時間に渡り、しつこく迫られたのだという。

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被害を訴える声に共通しているのが、この『異様なまでのしつこさ』。

「帰ってほしい」と伝えても居座るのは違法行為だというが、川本さんは「貴金属を売って、早く帰ってもらえるなら」と考え、やむなく、20年前にブランド店で買ったネックレスを差し出してしまった。

川本さんが目を疑ったのは、その査定額。
古いものとはいえ、ブランド品のネックレスがわずか5円。
100点以上出した洋服は2円から10円の値段しか付かず、合計181点で買い取り価格は、たったの620円だった。

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あまりの安さに疑念を抱いたものの、川本さんは契約書にサインしてしまった。

このときの心境を川本さんは「長い時間をかけて査定してもらったことを考えると、今さらやめるとは言えなかった」と振り返っている。

わざわざ来てもらったのに手ぶらで返すのは悪いと考え、断れない人も多いようだ。

相場よりかなり安い買い取りは違法ではない

実際のところ、川本さんのブランドもののネックレスはいくらで売れる可能性があったのか?

大手買取業者・大黒屋は「たとえば18金などで精製されているものですと、最低でも2万円ないし3万円はつくのかな」と話している。つまり、偽品でない限り、2万円ほどの値段がついた可能性があるのだ。

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では、相場よりかなり安い買い取りは違法ではないのか?

消費者問題に詳しい徳原聖雨弁護士は「業者の方が本来の価値を分かっていながら、不当に低い額を相手に告げないまま契約に至った場合は『不実告知』。事実を述べなかった形になるので、後でこの契約が取り消される可能性は十分にあります」と話す。

高価だと認識したうえで、それを消費者に伝えず、不当に安く買い取れば、詐欺罪の可能性もあるというが、今回のケースで、業者に騙す意思があったのか、その証明が難しい。また、安い値をつけること自体は違法ではないのだという。

ただ、一度契約してしまっても、取り戻すことができるのが「クーリングオフ」。
契約から8日以内に申し出れば、売買契約を解除できる制度だ。

川本さんもクーリングオフでネックレスを無事、取り戻すことができたという。

クーリングオフができないと思い込ませる悪質なケースも

その一方で、売買契約書に「クーリングオフ」をさせないような違法性の高い内容が記載されているケースもある。

被害に遭ったのは園田千鶴子さん(80歳)。
始まりは半年前、古本の買い取りをするという電話を受けたことだった。

業者が来て、古本の買い取りが滞りなく終わった後、業者の男にこう言われたのだという。

「貴金属はありませんか?1つだけでも」

園田さんは業者のしつこさに疲れ果て、18金のネックレスを差し出してしまった。

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それでも、「クーリングオフ」でネックレスを取り戻せるはず…。
しかし、契約書を見ると、「クーリングオフを行使しない」という欄があり、「Yes」に丸をつけてしまったのだ。

こうなると、ネックレスを取り戻すことはできないのか?

徳原聖雨弁護士弁護士は、法的には無効で、この記載があること自体、違法行為に当たる可能性があると指摘している。

しかし、消費者心理としては、この記載によってクーリングオフができないと思う可能性がある。

実際、園田さんは、期限の8日以内に申請せず、今もネックレスは返ってきていない。

ネックレスを買い取った業者に取材を申し込むと、「うちはきちんとやっている。あなたたちに協力する義務はない」とだけ話し、一方的に電話を切られてしまった。

シニアを中心に広がる「訪問購入のトラブル」。
どうすれば被害に遭わずに済むのだろうか。実態を知ることはその一助になるのかもしれない。

(『とくダネ!』10月2日放送分より)

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