林真須美死刑囚の長男が初めて語った。和歌山カレー事件と母への本心
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林真須美死刑囚の長男が初めて語った。和歌山カレー事件と母への本心

事件後、家族も崩壊していった…日本を震撼させた事件の「誰も知らなかった新事実」に迫る番組第5弾 

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Dec 23, 2017 by editors room Reporter

3 Lines Summary

  • ・保険金詐欺で7億円…お札の雨を降らして遊んでいた林家
  • ・生々しい記憶…事件直後の時間、そうめんを食べながら母真須美との会話
  • ・「殺人者の息子」と言われ地獄の日々

林家の中から見た和歌山カレー事件

1998年7月、和歌山市園部の夏祭り会場でカレーを食べた人が次々と嘔吐し病院に搬送され、4人が死亡するカレー毒物混入事件が起きた。毒物として使われたのはヒ素、事件から2ヵ月半後に逮捕された林真須美(林眞須美)死刑囚は2009年に最高裁で死刑が確定している。

あの時、林家の中から、事件から逮捕までの一部始終を見つめてきた人がいる。その1人が、今回我々が取材した林真須美死刑囚の長男・林義春(仮名)さん。
2人の姉と妹1人の4人兄弟で、当時小学5年生だった彼は、金欲まみれの林家の様子を昨日のように記憶している。
あれから19年、林真須美死刑囚の長男が子供ながらに見て感じた和歌山カレー毒物混入事件を取材し、林家の中から見た事件の真相に迫った。

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保険金詐欺で7億円…「札束で遊んでいた」

元保険外交員だった林真須美死刑囚は自らの知識を利用して、夫・林健治さんと共謀し、保険金詐欺を繰り返していた。長男の林義春(仮名)さんは、大金を持ち帰ってきた時の母の様子を記憶している。
義春さんは、「お札の雨を降らして遊んだり、1000万円の札束でブロックのようにして遊んでいた」という。
また、父の健治さんが母と相談し、父を交通事故に見せかけてけがをさせる様子や、父の入院先でヒソヒソ話をしている母の会話も印象に残っているという。

 「(母が父に)入院中は動けないフリをした方が金になる」
「保険調査員にそれ(父が動ける事)を言われると金にならん」

 その後、母・真須美死刑囚は健治さんがシロアリ駆除の仕事で使っていた猛毒「ヒ素」を使って保険金詐欺を繰り返すようになる。そうして手に入れた保険金は総額7億円にも上る。まさか、こうした詐欺が生活の基盤になっているとは当時は思わなかったと、長男の林義春(仮名)さんは言う。

カレー事件の夜 家族でカラオケに…

事件が起きた日の長男・林義春(仮名)さんの記憶は生々しい。
「夏祭りのカレー券が配られていて、祭りに行きたいと両親に言っていた」
母からは、「父と話して、夜カラオケに行くことになったと言われた」

このやり取りは、事件当日の午後1時ころ、母と一緒にお笑い番組を見ながらそうめんを食べているときのことだという。
警察の捜査によれば、真須美死刑囚がカレー鍋にヒ素を入れた直後の時間だ。
この時、義春(仮名)さんは母に全く異変を感じなかったという。その夜、義春さんは両親に連れられ、カラオケに行き、翌日、事件のことをテレビで知った。

母への疑惑報道が過熱…林家も崩壊

カレー事件から逮捕の10月まで、母への疑惑報道は過熱していく。
カレー鍋にヒ素が入れられていることが分かった上に、事件よりも前に、ある男性がヒ素中毒になっていたことなどが報道され林家の周りに報道陣が連日集まるようになる。
夫の健治さんがシロアリ駆除の仕事をしていたことからヒ素は真須美死刑囚の身近にあった。
息子の林義春(仮名)さんによれば、母への疑惑報道が過熱する中、父や姉が母を疑い、連日大げんかが続くなど、家族が壊れていく状況を子供ながらに不安な気持ちで見ていたという。

逮捕の日は突然訪れた。その日は、林義春(仮名)さんが通う小学校の運動会当日だった。楽しみにしていた日の早朝、父と母が保険金詐欺の疑いで逮捕されたのだ。その時、義春さんはまだ寝ていた。
女性捜査員に起こされた義春(仮名)さんは、異変に気付く。いつもいるはずの両親が家にいなかったのだ。
捜査員に「きょう運動会に行けるの?」と尋ねると、「行けない」と言われた。
両親の逮捕が生中継で報じられる様子を姉とともにテレビで見ながら、将来への不安を感じていたという。

 「テレビに映っている状況と目の前で起きていることが一致して、これから一体どうなるのだろう…不安や恐怖を感じました」

児童養護施設へ「殺人者の息子」と言われ…地獄の日々

両親逮捕後、すぐに児童養護施設に行くことになった義春(仮名)さん。苗字が林ということで、素性もすでにばれていた。人生で初めていじめにあったのもこの頃だった。苦しみに耐えかね、17歳の時に施設を抜け出すも、アルバイトをしようとしても、住所がないためできるわけもなく公園で寝ていた時期もあった。

その後、ようやくアルバイトができるようになっても、素性がばれると遠回しに事実上のクビを宣告されることが続き、「殺人者」である母を恨んだ。

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母・林真須美が殺人を犯した動機が知りたい

母・林真須美への判決では、状況証拠から母以外にカレー鍋にヒ素を入れることができた人物がいないこと、母の髪の毛からヒ素が検出されたこと、さらに、カレー鍋に残っていたヒ素と母の周辺にあったヒ素などが同じ成分を含んでいたことから死刑判決が下されたが、なぜ母がカレー鍋にヒ素を入れたのか?その動機が未解明のままなのである。

母はなぜ、あのような凄惨な事件を引き起こしたのか?その真相を知りたいのが林義春(仮名)さんの願いだ。
番組では、初公開の警察資料や義春(仮名)さんの証言を基に、カレー毒物混入事件の真相に迫る。

 
「報道スクープSP 激動!世紀の大事件Ⅴ」
放送時間:12月27日(水)21時~23時48分 フジテレビ系列で放送予定(一部地域を除く)

報道スクープ
vol.7

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3.5

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