ロシアがICBM迎撃用の新型ミサイル発射試験を実施
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ロシアがICBM迎撃用の新型ミサイル発射試験を実施

米露ともに弾道ミサイル脅威への対応強化へ

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Feb 14, 2018 by Nose Nobuyuki Reporter

3 Lines Summary

  • ・ロシアは、マッハ14の新型迎撃ミサイルPRS-1Mを試験
  • ・米予算教書、ミサイル防衛局予算、78億ドル⇒99億ドル
  • ・米陸軍のTHAAD部隊は、ハワイで米イージス艦と連携確認

ロシア国防省は12日、首都モスクワ防衛用新型弾道ミサイル迎撃ミサイル「PRS-1M」(タイトル写真)の試験映像を公表した。ソ連時代の1972年、米国との間で結ばれた戦略弾道ミサイルに対する防衛システムを制限する条約=ABM条約(Anti Ballistic Missile)に沿う形で、ロシアはレーダー、遠距離迎撃ミサイル、近距離迎撃ミサイルを組み合わせた、A-135というABMシステムをモスクワ防衛のために配備している。条約発効の頃のABMは、敵の核ミサイルを自国領空周辺で「核」迎撃ミサイルで迎撃するというものであったため、自国の核で自国を傷つけることになりかねず、米国は、条約で認められたABMの配備そのものを75年に止めた。しかし、米国は、北朝鮮など新たな弾道ミサイル開発国の脅威に対抗するため、非核の迎撃システム開発、配備するため、迎撃ミサイルの速度などで、足かせとなるABM条約から2002年に脱退したが、ロシアは、ABM条約に沿った形で首都防衛のABMシステム、A-135の配備を続けている。しかし、1メガトン級核弾頭を使用することになっていた遠距離迎撃用の51T6迎撃ミサイルは、2007年から非稼働化している。

近距離用の53T6迎撃ミサイルは、68発配備とされているが、その後継となる新型近距離用迎撃ミサイルが、昨年に続き、今回、試験されたPRS-1M迎撃ミサイルだ。53T6のサイロから発射でき、性能の詳細は不明だが、新型エンジンの搭載で、最高速度はマッハ14、迎撃高度40kmから60km、射程およそ350kmともいわれている。

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一方の米国は、12日に発表した予算教書(参照:上写真)で、前年度78億ドルだった弾道ミサイル防衛局への予算は99億ドルに増額する。

太平洋方面で、アメリカ陸軍の弾道ミサイル防衛を担当している第94防空およびミサイル防衛コマンドの地上配備型迎撃システムTHAADの担当者が、ハワイで、弾道ミサイル防衛用のアメリカ海軍イージス艦オケインを訪問した。(参照:下写真)アメリカおよび同盟国を弾道ミサイルの脅威から守るために、イージス艦の機能を学ぶためだったとしているが、詳細は不明だ。

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敵が弾道ミサイルを複数、連射してきた場合には、イージス艦のレーダーは、弾道ミサイルを捕捉していても、迎撃ミサイルの数等の問題で迎撃しきれない場合も考えられる。そうした場合、他の迎撃システム、特に、THAADなど、地上の迎撃システムに、こんなミサイルが飛んでいるぞ、と知らせる、合図を送ることを「キューイング」と呼ぶが、それによって、次の防衛線に弾道ミサイル迎撃を委ねるのだ。北朝鮮の弾道ミサイル脅威が高まる中、米と同盟国のミサイル防衛システムの連携をあらためて、確認しておく必要がある、ということかもしれない。

↓この記事は5分動画「日刊安全保障」の抜粋です↓
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0032/chapters/29362

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