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全米が泣いた?トランプ次期大統領の誕生から見えてくる激動の世界 (前編)

トランプ次期大統領によって日・米・中そして世界はどう変わるのか?4人のプロが解き明かす。(前編)

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Nov 11, 2016 by compass Reporter

3 Lines Summary

  • ・トランプは「ボトムライン政治家」?
  • ・トランプショックで日本政府は「頭を抱えてる」?
  • ・日本はこれから“アメリカなし”でやらざるをえない?

トランプなぜ勝てた?アメリカ紙元記者の見方

学習院女子大学長 石澤靖治さん

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分析的な理由を挙げると、ミシガン州・ウィスコンシン州・ペンシルベニア州という、白人の労働者と製造業が多いところがトランプ支持にひっくり返ったことです。これらの地区のブルーカラー労働者は長くクリントン候補の民主党を支持してきたんですが、今回はトランプ支持に流れました。

そして、私の感覚的な理由なんですが、当選するとは思わずにトランプ氏に票を入れた人がたくさんいるような気がするんです。投票直前の世論調査で、クリントン氏がトランプ氏を引き離したと報道された後、『じゃあ逆にトランプさんに入れてみようか』と思った人がいるような気がしてならない。なぜかというと、以前イギリスで世論調査をしたらEU離脱反対派が多いかったのに、国民投票の蓋を開けたら離脱派が多かったということがありました。非常に似ているな、という感情を持ちました。

ドナルド・トランプとは“何者”なのか?

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トランプ氏は『ボトムライン(最終的な収益)政治家』と言われています。つまり自分たちが最終的に『勝つか負けるか』、『損か得か』ということで考える人なのです。逆に、世界全体が豊かになる、経済学でいう『比較優位』という考えをあまり持っていません。そういう人なので世界経済にも大きな不安要因が出てくるかもしれません。

ただひとつ気をつけなきゃいけないのは、トランプ氏は、自分が注目を集めるということが第一なんです。アメリカの国民も、彼の発言を額面通り受け取ってはいませんし、彼が様々な公約を100パーセントやるだろうと思ってはないんですよ。彼は派手なことガーンと言うでしょうし、政策も最初そういうこと打ち出すと思うんですよ。そういう政策を状況を見ながら、いつの間にかひっこめたりするんじゃないかと思います。つまり原理原則ではわからない人ですよね。

トランプショックで日本政府は「頭を抱えてる」

政治アナリスト 伊藤惇夫さん

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日本政府は、はっきり言って頭を抱えてる状態です。政府はヒラリークリントン氏が大統領になると考えていました。たとえば、安倍首相が9月に訪米した時、わざわざクリントン氏と面会しているわけです。さらに、クリントン当選を前提として安倍首相が2月に訪米する計画も立てていたので、全く予想外の結果なのでしょう。

在日米軍に関しては、日本はこれからアメリカの要求通りに経費を負担するのか、それを拒否したら独自の防衛を強化することになるのか、選択しなければならない。TPPに関しては、日本は採決しない方がいいと思います。したって意味がないですよね。TPP参加国全体のGDPのうち60%ぐらいを占めるアメリカの承認がなければ実際発行されないでしょう。しかし、今後トランプ氏がどういう動きするのか、言ったことその通りする人ではないから、どういう動きをするか予断を許さない状態です。ただアメリカ抜きの新しい枠組みを作るにしても、どちらにせよ再構築しなければならないでしょう。

日本はこれから“アメリカなし”でやらざるをえない?

今までは、はっきり言うと どこかでアメリカの後をついていけばいいという意識がありました。しかし、これからはアメリカなしでやらざるを得ない場面に遭遇する可能性が出てきますよね。そうなると初めて日本が自主外交することにになります。アメリカの後を追う状況から脱却できるのかできないのか…とは言っても、そこはやってやるという政治家が出てこないと困るんですけどね。

トランプと握手すると儲かる!

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私は十数年前にトランプ氏と一度会ったことあります。レストランで食事していたところ、たまたまトランプ氏が入ってきて、たまたま食事していたアメリカ人が彼と知り合いだったんです。すると、そのアメリカ人が、いきなり『トランプと握手しろ』と言うんです。なぜかと聞いたら『トランプと握手するとお金が儲かる』というジンクスがあるのだと説明しました。会社を何回つぶしても不死鳥のように生き返るトランプは、ビジネスの世界では独特の人気があったんですね。それで握手はしたんですけど全然儲かってません。

11月9日放送「あしたのコンパス」(前半)より
番組アーカイブ https://www.houdoukyoku.jp/archives/0004/chapters/25013

後編はこちら

“トランプ大統領”就任までのカウントダウン

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