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トランプ大統領が安保担当補佐官に“超強硬派”ボルトン氏を指名
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トランプ大統領が安保担当補佐官に“超強硬派”ボルトン氏を指名

タカ派の中のタカ派就任で対北政策に変化の可能性大 <フジテレビ・二関吉郎解説委員>

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Mar 24, 2018 by Ninoseki Yoshio Reporter

3 Lines Summary

  • ・先制攻撃支持派の強硬派ボルトン氏が安保担当補佐官に
  • ・ホワイトハウスの安保チームの中では強硬派の声が増大する
  • ・金正恩氏の反応は?事態はより不透明なものになってきた

「先制攻撃をすべしという熱狂的信念を持っている人物」

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The New York Timesより

「国家安全保障問題に関して大統領執務室に真っ先に飛び込むことになる人物は“アメリカは議会の承認無しでもイランと北朝鮮に先制攻撃をすべし”という熱狂的信念を持っている。何てことだ!」

“The person who will be first in first out of the Oval Office on national security matters passionately believes the U.S. should launch pre-emptive war against both Iran and North Korea with no authorization from Congress, My God.’’

 「ジョン・ボルトンを安全保障問題補佐官に選んだ事はアメリカの同盟国にとっては良い報せだ。そして、敵にとっては悪い知らせだ。・・・中略・・・北朝鮮、イラン、イスラム過激派による脅威を彼は正しく理解しているのだ」

“Selecting John Bolton as national security adviser is good news for America’s allies and bad news for America’s enemies, He has a firm understanding of the threats we face from North Korea, Iran and radical Islam.”

前者はアメリカ民主党の上院議員の、後者は共和党保守派の上院議員の、ボルトン氏安保担当補佐官指名に対するコメントである。

ニューヨーク・タイムズ紙のウェブから引用した。

ロシアに対しては「広範な懲罰的制裁を課すべし」

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ボルトン元国連大使

16日に執筆・掲載した拙著「今度は安保担当補佐官の更迭情報でアメリカの対北政策に不安増大」でも記したが、次期補佐官に指名されたボルトン元国連大使を筆者はワシントン駐在時代等に何度か取材したことがある。

ブッシュ政権時にイラク戦争を主導したネオコン・グループに近いごりごりの保守派で、対北朝鮮政策では当時のライス国務長官と共に中国に圧力を掛けるよう強く要求した他、何事も強硬姿勢で知られている。

そのボルトン氏の過去の発言・主張を少し紹介すると、北朝鮮に関しては、コラムで「北朝鮮に関するアメリカの情報収集能力は十分ではなく穴があることを鑑みれば、我々が最後の瞬間まで待つのは得策ではない。

そんなことをすれば、北朝鮮が米本土に対する核攻撃能力を完成させるまで待ってから攻撃をするという遥かに危険な状況に陥る恐れがある。」と先制攻撃を支持している。

ロシアに関しては、ツイッターで「もしも、ある国の行動が受け入れ難く、その国を罰したいなら、個別ではなく広範な懲罰的制裁を課し、それを実効あるものにしなければならない。」と主張している。

安保チームの中では強硬派の声が増大する

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いずれも、少なくとも今日までの、トランプ政権の政策とは異なる強硬対応を求めている訳だが、20日にトランプ氏が国家安全保障チームのアドヴァイスを無視してプーチン大統領の再選を祝福したことについてテレビ番組で意見を訊かれたボルトン氏は「それは重要な問題だとは思わない。礼儀の問題に過ぎない」と、この時ばかりは日頃のタカ派ぶりを隠し、トランプ大統領への配慮を示している。

まあ、この程度の配慮が出来ないようではあの大統領に重用されることはない、ということをボルトン氏も理解しているようだが、だからと言って、彼がハト派に変身することは無い。

保守強硬派でトランプ・シンパのポンペオCIA長官が次期国務長官に指名されたのに続き、今回、ボルトン氏が安保担当補佐官に指名されたことで、ホワイトハウスの安保チームの中では強硬派の声が間違いなく増大する。

準備の進む米朝首脳会談がもしも全くの不調に終れば、先制攻撃の可能性が一挙に高まっても不思議ではない。

一方、ワシントンのこうした動きがピョンヤンにはどのように見えるか非常に興味深い。

普通であれば、首脳会談でトランプ氏が非核化を求めて強硬な発言をする可能性が高まると予測するはずだからである。

金正恩委員長はどのように反応するのか

そこで、金正恩委員長がどのような反応をするのか、例えば、トランプ大統領に厳しい要求を突きつけられる前に、先に多大な要求を突きつけて話を逸らしにかかるか、それとも、口実を見つけて、首脳会談の開催そのものを先送りしようとするのか等、事態はより不透明になってきたようにも思える。

結果が吉と出れば素晴らしい。

しかし、そこまで行かなくとも、凶と出なければ良い。

米朝首脳会談に関して言えば、そう考え始めている関係者が西側にも増えているはずである。

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