「ASKA再犯」欧米の最新“薬物”対処法
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「ASKA再犯」欧米の最新“薬物”対処法

「処罰」よりも「減薬治療」

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Dec 01, 2016 by Morley Robertson World

3 Lines Summary

  • ・「断薬」では50歳以上の再犯率が80%超え
  • ・欧米では処罰から治療に軸を移す
  • ・ニューヨークではマウス実験で治療に成功

アメリカでは60年代から大変依存性の高いヘロインやコカインが社会に多く蔓延したことがあり、直近ではメキシコとの国境で、やはり覚醒剤が蔓延しつつあります。

60年代以降アメリカ政府は麻薬撲滅戦争を40年ぐらい続けましたが、失敗に終わりました。
そこでどういう変化が起きたかというと、アメリカもヨーロッパも、薬物使用者への考えや対処が変わってきました。
アメリカ政府が「薬物は根絶できない」と見たからだと思います。

薬物依存症の人は患者で治療が必要

日本では、麻薬を使う人、薬物依存症の人は処罰の対象になります。
これが欧米だと、薬物依存症の人は患者であり、治療をするべきだと考えます。
処罰だと倫理的な問題となり、そんなことをやっているからいけないという根性論の話になり、「断薬」という方向性が取られますが、断薬するとまたすぐ戻ってしまう人が50歳以上だと80%を超えています。

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欧米では「処罰」ではなく「減薬」治療へシフト

そこで欧米では何を考えたかというと、「減薬」なんです。

使用はするけど間隔を少しずつ空けて頻度を減らしていくとか、別の依存性の低い薬物に変えるなどの方法が取られています。
欧米ではリハビリがテーマになりつつある。

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ニューヨーク州立大学の研究チームが最近発表した実験的な治療法があります。
まだ人間ではなく、マウスで行っている臨床試験前の段階ですが、一度覚醒剤中毒にさせたマウスを24時間の周期を正すことによって、徐々に減薬していく治療です。

人間も覚醒剤中毒になると、寝起きの時間が不規則になり、起きている時間が全て時差ぼけのような状態になり意識が朦朧としてしまいます。
それがうつ状態をトリガーし、そこでまた薬に手を出してしまうというパターンがあるので、マウスでこれを正せないかと考えました。

何をしたかというと、24時間おきに規則的にマウスに車輪の中を走らせる運動をさせました。加えて禁断症状を抑える微量の覚醒剤を投与しました。
すると、ランナーズハイ、いわゆる走っている時の幸福感を感じる脳の部分と覚醒剤に反応する中枢部分が近いので、そこで感覚のお引越しが行われ、最終的にはランナーズハイだけを覚えたマウスが覚醒剤がほとんどなくても寝起きをしっかりして走り続けたそうです。

マウスで成功したので、これを今後人間に移していくことに期待したいです。
やっと科学的にこの問題にメスを入れる姿勢が固まりつつあります。

薬物の闇

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