「本当は後輩がどうでもいい」無関心上司に贈る U30世代5タイプ別育成法
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「本当は後輩がどうでもいい」無関心上司に贈る U30世代5タイプ別育成法

特集「35歳で学ぶ後輩のホンネ」第5回

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Dec 16, 2016 by editors room Reporter

3 Lines Summary

  • ・U30世代を特徴ごとに5つのタイプに分類
  • ・育った環境の違いを受け入れることも大切
  • ・後輩の育成を通して、自分の成長につなぐ

部下や後輩を育てることは、先輩の仕事。とはいえ、性格やスキルは人それぞれ。
そこで、『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(ベストセラーズ)や『上司の9割は部下の成長に無関心〜「人が育つ現場」を取り戻す処方箋』(PHP研究所)などの著書を手掛ける、株式会社FeelWorks代表取締役の前川孝雄さんに、現代の部下・後輩世代を特徴別に5グループに分けてもらい、それぞれの育成法について教えてもらった。

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その1.大人とのかかわりが少なかった“大人への免疫力が弱い”タイプの特徴と対策

【特徴】
「20代の人たちは、兄弟姉妹がたくさんいたり、地域とのふれあいが盛んだったりという経験をしていないことが多いです。核家族で一人っ子も珍しくなく、あまり多くの大人とかかわってこなかったこの世代は、会社に入ると急に親よりも年上の人たちと付き合わなければいけません。先輩たちが、『これやっといて』『わからなかったら聞いて』と言っても、忙しそうにしている人に話しかけづらいのが特徴です」

【このタイプへの対策】
「まずは、環境に慣れさせること。優しく丁寧に接してあげて、若手から話しかけやすい環境づくりをしてあげると良いと思います。週に一度、30分でも相談タイムを設けてあげるとか、話しかけられたら笑顔で対応するとか、簡単なことで大丈夫です」

その2.温室育ちで自主性が感じられない“受け身のくれない族”タイプの特徴と対策

【特徴】
「これも核家族や一人っ子が関係しているのですが、例えば、兄弟姉妹でお菓子の奪い合いとかサバイバルする必要がなかった世代でもあります。親が環境を作ってくれ、6ポケッツ(子ども一人に対し、両親と両祖父母の6つの財布があり、高額な商品を買い与えること)なんて言われますが、丁寧に扱われて育ったのです。『自発的にやってほしい』と思うものですが、『教えてくれない』『褒めてくれない』と受け身のままなのです」

【このタイプへの対策】
「『コピー10部お願い』と、作業を与えるのではなく、『15時からの会議の資料を準備して』と目的を伝えるだけで印象は違いますよね。コピーを10部というのは、会議の資料を準備するうちのひとつの手段ですが、他にも、カラーかモノクロか、会議室に並べておこうとか、工夫するようになります。問題設定能力が養われるのです」

その3.安定志向でチャレンジしない“20代で守りを固める主義”タイプの特徴と対策

【特徴】
「私は、このタイプを『20代で守りを固める主義』と呼んでいます。せっかく入ったから、できるだけ長く穏便にというのが、彼らの本音です。勝手にやって失敗するくらいなら、チャレンジしない。一方で、先輩・上司世代は、『若いんだからどんどんチャレンジしろ』と思っていて、ここにギャップが生まれるんです」

【このタイプへの対策】
「多くの場合、後輩がチャレンジした時に、『成功したからOK』『失敗したからダメ』と、結果だけ見てしまう傾向があります。これでは、余計にチャレンジしなくなります。結果にかかわらず、チャレンジすること自体は良いことなので、まずは、(1)チャレンジしたことを褒める、(2)その後に結果のフィードバック。このように2段階に分けると、チャレンジすることは良いことなんだと自覚すると思いますよ」

その4.バーチャルばかりでリアルが見えない“プラネタリウム型視点”タイプの特徴と対策

【特徴】
「プラネタリウムは、肉眼で見えないものがハッキリと見えますよね。しかし、疑似空間にすぎません。それに例えて、『プラネタリウム型視点』とタイプ分けしています。いまの時代、ブログやSNSで簡単に人とつながれる。本当は雲の上の存在の人も、身近に感じることができます。山あり谷ありで成功した人も、『起業して成功した』部分しか見えず、憧れ、バーチャルで遠くをずっと見ているイメージです。だから、本当に身近にいる先輩や上司の存在がかすんで見えてしまうのでしょう」

【このタイプへの対策】
「現実の自分が何をやって、どう貢献しているのか、仕事の面白さを伝えること。そのためには、まず先輩も変わらないといけません。飲み会もそうですが、愚痴ばかり口にしていませんか? それを聞かされる後輩は、『この先5年、10年働いてもこんな風になるんだ…』とマイナスな印象しか受けません。大変な中にも、チームを引っ張る面白さとかがあると思います。自分から、そういった話をすることを心がけてみてください」

その5.夢見がちな意識高い系“せっかちスキルアップ族”タイプの特徴と対策

【特徴】
「『プラネタリウム型視点』と似ていますが、短期間で結果をださなければと焦っている印象です。セミナーに行きまくるとか、朝活に参加するとか、自社で成長できないなら外でというタイプが、『せっかちスキルアップ族』の特徴。30年働くモデルだったのが、いまの若い人の多くが100歳まで生きると言われていて、50年以上働くモデルになってきています。一気に成長するより、長い目で見て、着実に成功し続けるキャリアを築くことが大切。50年以上のうち、わずか3~4年での焦りや空回りはムダですよ」

【このタイプへの対策】
「例えば、ティッシュ配り。ただの雑用と捉えれば、『こんな仕事のために入ったんじゃない!』と思うでしょうが、実は、見込み顧客の確保というプレマーケティングの一環です。また、100個配れたとしたら、120個配るにはどうしたら良いか、笑顔とうつむいているのとでは、受け取り方はどう違うかなど、“ビジネス筋肉”を鍛えるチャンスでもあります。広告ティッシュをきっかけに来てくれたお客さんを見せるなどして、自分の仕事がどのように貢献しているかを教えてあげると、『このためにやってたのか』と感じられるのではないでしょうか」

先輩世代からすれば、理解しがたいこともあると思うが、かつては自分たち世代も多少なりとも、そう言われてきた経験があるはず。
価値観の違いを受け入れ、もっと広い視野を持って接することが必要なのかもしれない。そうすれば、後輩だけでなく、自分の成長につながるのではないだろうか。

文=明日陽樹/考務店
イラスト=マツモトカズトク

・株式会社FeelWorksホームページ
http://www.feelworks.jp/index.html

耳が痛い意見も…!?35歳で学ぶ「後輩のホンネ」
vol.5

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