彼はネゴシエーションのプロ。
トランプ大統領誕生に対する外国人の本音【後編】
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彼はネゴシエーションのプロ。
トランプ大統領誕生に対する外国人の本音【後編】

トランプ大統領誕生!彼に対する諸外国の意見は?

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Jan 19, 2017 by editors room Reporter

3 Lines Summary

  • ・不安も大きいが、絶対的にダメになるとは思っていない
  • ・彼の当選が、自国の立ち位置を見直すきっかけに
  • ・彼はビジネスマンとしてネゴシエーションのプロ

アメリカ国内のみならず、全世界の注目を集めた「アメリカ大統領選挙」。その結果は、ドナルド・トランプ氏の当選で幕を閉じ、アメリカは大きな転換期を迎えている。いよいよトランプ大統領が動き出すとあって、広がっていく不安。いったい外国人たちはどう受け止めているのか。本連載の8回目は、「トランプ大統領」に対する本音を語り合った座談会の後編をお届けする。

今回の参加者は…

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実際、今後のアメリカはどうなっていくのか

――今後のアメリカはどうなっていく?

サム:すごく大事な転換期だと思いますが、不安ばっかりですね。でも、絶対ダメになるとは思っていません。

タイラー:(トランプ氏が大統領として仕事をするのは)MAXで8年。その間にどのくらい仕事ができるのかはわからない。一番不安なのは外交問題。(諸外国は)みんな「トランプ大統領!?あはは」って思ってる。でも、そんな簡単に壊れないと思います。

ラム:インドとアメリカの関係性はそこまで変わらないと思います。すでにトランプ氏はインドとの関係をさらに深めていこうと思っているみたいですし、ヒラリー氏も直接投資でサポートしていた。だから、どちらが勝っても変わらないと思っていたんです。

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タイラー:でも、アメリカ人のイメージは変わりましたか? トランプ氏を選択したことで、アメリカ人はバカだなって思わなかった?

(一同笑い)

ラム:それはまったく思わなかったですよ(笑)。確かに、都会と田舎とで意見がわかれているというニュースは見ましたけど、とりあえずトランプ氏が当選したということで、これからどうしていくのかを考えるしかないですよね。

タイラー:彼がうまく仕事してくれればベストですよね。彼には失敗してほしい、なんて意見もありますけど。

ロレッタ:サプライズしてほしい。本当はうまくできる、みたいな。それだけお願いしたいです(笑)。

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トランプ氏当選で、自国の立場を考えるきっかけになった

オル:ナイジェリアとしては、トランプ氏が当選したことでいろんなことを考え直すきっかけになりました。そこは感謝しています。もともとナイジェリアには、アメリカに行けばなんとかなると考えている若者が非常に多かったんですけど、今回のことがあって、自国でなにかできるんじゃないかと考え始めた人が増えたんです。そこからは生産性もあがっていますし、むしろいいこと。

アイミ:トランプ氏とヒラリー氏との選挙になった時、「両方とも心配」っていう意見が出ていました(苦笑)。でも、ヒラリー氏は経験豊富だから、サウジアラビアでは彼女を応援していました。トランプ氏はビジネスマンだから、お金のことしか考えないんじゃないかなって。

オル:トランプ氏の悪いところは、移民に対して感情的で差別的な考えを持っているところ。強制的に追い出すとか、絶対によくない。なぜなら、アメリカは多様性に基づいて経済が成り立っているから。でも、最近彼の考え方が変わってきているとも感じています。

ラム:それには僕も賛成です。トランプ氏が当選した直後に、彼のウェブサイトの情報が結構変わったんですよ。イスラム教に対する刺激的な発言とかが全部消されて。

ロレッタ:トランプ氏は「(暴言は)選挙の時だけ。もう終わったことだから、とりあえず前に進みましょう」と言ってるんです。だから、選挙のための発言と本当に思っていることはかなり違うとも思います。

サム:でも、また変わってるよ? 彼はソシオパス(社会病質者)だと思うんです。イデオロギーもなにもないから、レイシストでもない。そもそもそういう考え方ができないんです。ナイジェリア人は出て行けと言った後に、内閣にナイジェリア人を入れたりする。彼は全部独特なロジックに基づいて動いてるんです。

タイラー:感情がないんですよ。

サム:だから怖いんです。本当に自分のためだけにやっている。それで結果的にいい影響があればいいですけど。ビジネスマンの中にもいろんなタイプがいて。彼はネゴシエーションのプロなんだと思います。決して、世の中に新しい価値観を生み出すタイプの人間ではない。しかも、ネゴシエーションにも2種類あって、交渉の結果、全体を大きくしてみんなが利益を得るパターンと、一枚しか残っていないピザを交渉して独占するパターン。彼は後者なんです。そこが懸念点ですね。

構成・文=五十嵐 大
取材協力=在日本留学生会協議会(CISA)、エコッツェリア協会

【今回の参加者】

タイラー:アメリカ出身。滞日歴4年。翻訳とマーケティング関係の仕事に携わっている。

オル:ナイジェリア出身。滞日歴1年。芝浦工業大学の大学院生。電気通信技術を専攻している。

サム:アメリカ出身。滞日歴5年。現在は起業家として独立している。

ラム:インド出身。滞日歴2年。現在19歳で、東京工業大学の1年生。

ロレッタ:アメリカ出身。滞日歴1年。大学院に通いながら、“KemushiChan”名義にて、YouTuberとしても活躍。

ダイアナ:ペルー出身。滞日歴1年半。専門学校で経営を勉強中。

アイミ:サウジアラビア出身。滞日歴4年半。フリーランスのフォトグラファーとして活動中。

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