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英語教育は「何歳から始めるべき?」米国務省データから判明。

英語教育は何歳から始めるのがいいのか?人生で英語習得に必要な時間は?皆の悩みに東京インターナショナルスクールの坪谷理事長が答える。

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Jan 27, 2017 by Suzuki Makoto Reporter

3 Lines Summary

  • ・世界の言語の中でも、日本語は英語から最も遠い 「グループ4」に該当する
  • ・日本語話者が英語を話せるようになるには
  • ・英語教育は9〜11歳にスタートするのがいい。

日本社会のグローバル化が進む中、世界のどこでも生き抜くために英語力に対する需要はますます高まっている。

文科省も2020年度の教育改革で、英語の4技能、つまり読み書きだけでなく、聞く、話す、の4つの強化を打ち出している。

そこで教育のキモでは、英語力の伸ばし方について、東京インターナショナルスクールの理事長、坪谷ニュウエル郁子(つぼや・にゅうえる・いくこ)さんにお話を伺った。

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坪谷さんは、娘さんの学校を探しているうちに、これという学校が見つからず、ならば自分で作ってしまおうということで東京インターナショナルスクールを設立した。

いまや日本に在住の外国人子弟、55か国から360名が通う、超人気校だ。



一方で坪谷さんは、日本人に向けたアフタースクールも作った。

「東京インターナショナルスクールを作ってみて、あらためて日本の教育の素晴らしさへの気づきがありました。日本人は利他的で共生能力が高い。一方で、日本人の子どもに欠けているのは自尊心、発信力、そして国際語としての英語の力でした。じゃあ、日本の学校が終わった後に通える学校を作ればいいと思いついて作ったのがアフタースクールです」(坪谷さん、以下同)


日本の親にとって共通の悩みは、子どもの英語力をどう伸ばすか?だ。

長らく子どもたちの英語教育に携わってきた坪谷さんの答えは明確だ。

「語学の学習は、その言語によって脳が刺激されている時間に比例します。私たちは18歳になるまでに、母国語の日本語に6万3000〜5000時間、接していると言われています。だからこそ私たちは日本語を使えるようになるのですね」

英語を習得するために必要な時間は?

アメリカの国務省は、英語話者が外国に赴任する際に日常会話ができるようになるために必要とされる時間をデータ化した。言語的に英語に近いグループから、遠いグループまでを4つに分け、一番近いグループ1にはフランス語、ドイツ語やスペイン語を。日本語は、最も遠いグループ4に振り分けた。

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「日常会話ができるようになる時間は、グループ1でしたら480時間です。しかしグループ4の日本語は2400〜2760時間かかりますグループ1の5倍以上の時間がかかるということですね。このデータから日本語話者が英語で日常会話をできるようになるのも2500時間程度かかると推定できますね」

日本の中学高校の英語の授業はトータルで800時間弱。つまり日本人は、英語が下手なのではなく、そもそも絶対的に英語に接している時間が足りないのだ。

しかも、学術的に論文書いたりできるようになるには5000〜6500時間かかるだろうと言われている。



「ですから、たとえばいま子どもが9歳なら、何歳までに2500時間を達成したいか。逆算して日数で割っていけば、1日当たりの英語の学習時間が算出されますね。しかも、主体的に関わっていくこと。つまり読むだけではダメで、読んで書いて聞いて話す、と全部やらないといけません」

英語を学ぶには、何歳をゴールにしてやっていくかをまず決めて、積み上げていかないとダメだということだ。

早道は英語に囲まれている環境を身を置くこと。留学などで英語にどっぷりつかって日常生活を送ると「1年半か2年くらいで達成できます」という。

英語を学び始めるのにベストの年齢は?

教育用語で臨界期と言われる9〜11歳くらいがポイントです。臨界期は言葉を1つの塊で覚えて、そのまま話せます。この臨界期をまたいで13〜15歳まで続けるとその言語は定着します。ただ、臨界期の前に覚えた言語は、音だけは何歳になっても発音することができます。身体が覚えているんですね」

年齢が低ければ低いほど英語の覚えは早い。ただし、9〜11歳をいかに過ごすかが重要なのだ。

1/25放送『教育のキモ』番組動画はこちら
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0008/chapters/27037


【特集「ビズスクール」】

第1回  「日本の教師」は尊敬されない?

第2回  「ゆとり教育」以来の大改革!『アクティブラーニング』は浸透する?

第3回  教師の長時間労働の是正に必要なものは?

第4回  デジタルネイティブの挑戦映像配信で途上国に「最高の授業」を

第5回  子どもの6人に1人が「貧困」で苦しんでいる日本はどう解決すべきか?

第6回  自ら考え、発信せよ!グローバルリーダー育成法

第7回  39歳・現役最年少校長が、着任3年で海外有名大の合格者を出した「教育」とは?

第8回  「成果ではなく、インプットにごほうびを」もっとも投資効果の上がる教育とは?

第9回  「文字が読めない」開発途上国の子どもたちへの教育支援は、世界を変える

第10回  不登校やいじめ、学級崩壊…。教育の現場を変える「アクティブラーニング」

第11回  アメリカの大学受験は、日本の就活に近い!?最新事情を作家・冷泉彰彦さんに聞いた

第12回  学校だけでは不十分。「教育改革」は企業が変わらずして実現できない。

第13回  英語教育は「何歳から始めるべき?」米国務省データから判明。(この記事)

第14回  「お迎えシスターが英語力アップ!」子どもと働くお母さんに教えたい新サービスとは?

第15回  新しい学習指導要領で学校はこう変わる!鈴木款シニアコメンテーターがわかりやすく解説

第16回  あえてアナログにこだわるハーバード流「HLAB」は高校生の進路選択を大きく変える

第17回  “志の育成”、全国からの“島留学”。魅力溢れる離島の教育改革

第18回  KUMONは世界の共通語。認知症予防にも役立つ“公文式”が広がり続けるワケ

第19回  世界初!AI学習なら一学年の数学は32時間で終わる 驚異の効率的勉強法

第20回  森友学園で注目される「教育勅語」の「教材使用」は何が問題なのか

第21回  「なぜいじめと認めなかったのか?」事なかれ主義に陥る教育委の闇

第22回  即戦力の人材育成に向けて『明治以来の大学改革』に着手~総理表明

第23回  「走るって気持ちいい」足を失った子どもに世界最速の義足チームがしたことは

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