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「問題を起こさない報道を見たい?」三浦瑠麗が選挙報道をめぐるイチャモンに物申す
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「問題を起こさない報道を見たい?」三浦瑠麗が選挙報道をめぐるイチャモンに物申す

BPOがテレビの選挙報道に求められると判断した「公平性の質」という難題。

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Feb 14, 2017 by compass Reporter

3 Lines Summary

  • ・テレビの選挙報道は深掘りが足りない
  • ・政治的スタンスを明確にした選挙報道もアリ
  • ・三浦「問題を起こさない報道なんて見たいですか?」

基本情報のおさらい

・2月7日、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、2016年の参院選と東京都知事選のテレビ各局の報道について、「いずれの番組も公平・公正性が害される恐れがあるという程度まで達しておらず、放送倫理違反とまでは言えない」とする意見書を公表した。
・これは、2016年7月の参院選と東京都知事選を取り上げたテレビ報道について「立候補者のキャラクターや政治家の対立に話題が偏りがちで、政策の分析など必要な情報発信が物足りなかった」「番組のほとんどが一部の立候補者を中心とするもので、公平を欠いていた」などの意見がBPOに寄せられたのを受け、BPOの放送倫理検証委員会がまとめたもの。
・意見書では「放送局には選挙に関する報道と評論の自由がある。求められているのは公平性の質であり、ストップウォッチで(各候補者の)発言時間を管理するなどの配慮ではない」との判断を示した。

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選挙の論点が幅広く伝わることが重要

上智大学文学部新聞学科教授 音好宏さん

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何のために「公平であるべき」ということを言われるのかというと、いろんな意見を有権者の人たちが接して、その中で判断してもらうことに意味があるわけです。
それで言うと、時間を計ることよりは、政治家もしくは立候補した人たちがこの選挙で論点になっていることがどういうことなのかが幅広く伝わっていくことが重要なんです。

テレビの選挙報道は深掘りが足りない

参院選に関して言うと、参院選のだいぶ前から政権与党がひじょうに強いということが言われ続け、なおかつ参院選によって安倍さんが窮地に追いやられて総理が変わるなんてことは全然考えられなかったと。
そういうことからするとメディアは先を読むものですから、消化試合のようなところがあったんだと思うですね。
よく、政局報道よりも政策報道っていう言い方がありますけれども、今回の参院選の時にも政策として論じなくちゃいけないのはどこなのかっていうことはもっと深掘りができたでしょうし、面白い政策報道っていうのをもっとテレビは本当はできるんじゃないかなっていう風には思うんですが、まだまだそこに至っていないところがあったんじゃないのかなって思います。

全員の候補者を取り上げるのは不可能に近い

日本大学法学部教授 岩渕美克さん

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今回の都知事選のように10人も20人も立候補する時に全員の候補者を取り上げるってことは、テレビのあるいは報道の時間では不可能に近いですよね。
そうなるとやはり、それなりの理屈を付けて泡沫候補とかではなくて、主たる候補者だけを取り上げると。
そうすると政治的公平性に欠くという議論が必ず出てくるっていうのはある意味では致し方ないと言いますか、それの繰り返しですね。

政治的スタンスを明確にした報道もアリ

新聞などの活字メディアと違って放送局というのは政府(総務省)の許認可事業ですよね。
そうすると、許認可権を背景にして権力側が放送に介入したり圧力をかけることから、自由な放送を守るという意味で政治的公平性の確保というのが本来はあったと思うんですね。
それぞれ放送局がその局の主張というのを表に出しながら、なおかつ、できるだけ忠実に。この辺がある意味では日本のメディアの限界と言いますかね。
新聞も「時事新報」以来の不偏不党(※公正中立の立場をとること)というのが確立されてきてしまった。
これはただ、個人的には55年体制で終わりでもいいかなぁっていう気はします。
アメリカの今回のトランプに関する報道みたいに、テレビ局もある程度、政治的なスタンスをはっきりして放送するっていうのもね、あってもいいかなぁっていう気もしますけどね。

アンカー・三浦瑠麗の視点

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「ストップウォッチで発言時間を管理する」って聞いてびっくりしましたけれど、実は政党の中にはストップウォッチで発言時間の配分を計って「発言時間が2秒足りないぞ」とか言ってくる人がいるみたいで、そういうことをやるとNHKの『日曜討論』みたいになってすべてが終わるんですね。
『日曜討論』って真ん中のテーブルのところが光るようになっていて、「発言時間終わり」という暗黙のルールをちゃんと守るという、お行儀がいい子が日本人にいかに多いかということで、実は成立しているんですけれども。
じゃあそのルールは何のためにあるのかというと、要は問題を起こさないためなんですね。
問題を起こすのが報道だって考えると、「じゃあ問題を起こさない報道なんて、皆さん見たいですか?」っていう気はしますね。

2月9日放送「あしたのコンパス」より
番組を動画で見る→https://www.houdoukyoku.jp/archives/0004/chapters/27242

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