Main 2e6d89af bf71 44bd a265 9d2da1f91a09
北朝鮮から発射されたミサイルの正体とは?

ミサイル防衛を専門分野とする能勢解説委員が北朝鮮から発射された弾道ミサイルを詳細分析

Profile fdb9a085 2ed5 4bf9 9b51 555d955cf466
Feb 14, 2017 by Nose Nobuyuki Reporter

3 Lines Summary

  • ・12日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは潜水艦発射弾道ミサイルと同様のコールド・ローンチ方式で発射
  • ・無限軌道(キャタピラ)を付けた大型車両で移動し、発射準備に時間がかからない個体推進剤を使用
  • ・ノドンの様に北朝鮮の地上から発射すれば日本全土が射程内となる

北朝鮮は12日、北西部のピョンアン北道クソン付近から日本海に向けて弾道ミサイル一発を発射、発射地点から、東に500㎞余り離れた日本海に落下した。
今回発射したのは北朝鮮の発表によると、北極星2号となっている。画像を見ると無限軌道(キャタピラ)を付けた大型の車輛に大きな筒が乗っているのがわかる。これは北朝鮮の移動式発射機で、車輪ではなく無限軌道になっているのはおそらく初めてで、ロシアのT-80型戦車のように前垂れのようなものがついている。蓋がるいている状態では、この筒は一見、ロシアのICBMのトポルあるいはトポルMに似ているようだ。
北極星と名前の付いたミサイルは北極星1号というのがあり、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルとして2015年と16年に試験発射されている。
発射の画像を見ると、垂直に立てた筒から空中に撃ち出されてから、ミサイルが白い煙を吹いて噴射しているのがわかる。また、発射後の筒の内部を見ても塗料の色が焦げていえる形跡がない。これは、コールド・ローンチ方式と言い、水中から撃ち出される潜水艦発射弾道ミサイルに必要な技術だ。
さらに、発射準備に時間がかからない個体推進剤を使ったロケット・モーターとの見方が強い。
13日付けの「労働新聞」に掲載された写真では、上昇するミサイルの噴射口の周りに、グリッド・フィン(格子翼)が8枚並んでいるのが見える。これは噴射開始後の飛行を安定させるのに使っているものと思われる。
韓国軍の発表によると、北極星2号は水平距離500㎞、高度550㎞にまで到達しており、最大射程は1,000㎞から1,500㎞の間、つまりノドンの様に北朝鮮の地上から発射すれば日本全土が射程内となり、さらに日本海の海中から発射すれば、発射地点が判り難く対処が難しくなる。
(文責:松島 スタッフ:能勢・中西・北原)

↓実際の動画で見る2月13日(月)配信「日刊安全保障」↓
https://www.houdoukyoku.jp/archives/0012/chapters/27271

北朝鮮

→ 一覧へ

App icon

ホウドウキョク

ニュース

Fuji Television

Appstore badge

Google play badge

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Profile fdb9a085 2ed5 4bf9 9b51 555d955cf466
能勢伸之
Reporter
Thumbnail 1a917af1 2592 43db 986c d95544d57afb
北朝鮮がオーストラリア軍を激しくけん制する理由
2 hours ago
4.5
Nose Nobuyuki
Reporter
Thumbnail f01a9808 69d8 4778 bba4 db334518ac31
北朝鮮の新たな造船計画を示唆
Oct 13, 2017
4.5
Nose Nobuyuki
Reporter
Thumbnail 80237f2b 11ee 4be5 851c bef25b9281c7
米空軍B-1B爆撃機が夜間の巡航ミサイル発射シミュレーション
Oct 12, 2017
5.0
Nose Nobuyuki
Reporter