Main 272afe53 9df0 4a0b 93e5 4855abde4966
Twitter、Airbnbに並ぶ快挙!『アワード受賞』の東大生インタビュー

SXSWインタラクティブ・イノベーションアワードで東大生チームが快挙!

Profile e7f86032 7cc0 40c6 8020 c0d3628e4be3
Mar 15, 2017 by Shimizu Toshihiro Reporter

3 Lines Summary

  • ・受賞する自信はあまりなかった。
  • ・2020年には製品化を目指したい。
  • ・若者は世界一を目指さないといけない。

東京大学チームが快挙

2007年にはTwitter、2011年にはAirbnbがアワードを受賞して一躍有名になった「サウスバイ・サウス・ウエスト(SXSW)インタラクティブ・イノベーション・アワード」。米テキサス州で毎年3月に発表されるこのアワードは、今やスタートアップ企業の登竜門と言われている。

その「STUDENT INNOVATION」部門で、東京大学の学生チーム「BionicM」がアワード受賞の快挙を成し遂げた。

B3f83143 fa07 4419 8db4 2d9afd091a37

「BionicM」は歩行を自動で補助してくれる最新の義足。歩行をする際につま先から力を加えるとその反動で前に自然と推進するという独自の技術を持ち、高いデザイン性も兼ね備えている。

ホウドウキョクでは、授賞式の直後に、自身も義足であるリーダーの孫小軍さんに話を聞いた。

4946a09d 839e 44f9 90c8 0f73863ab9f4
東京大学チーム。中央が孫小軍さん

東京大学・孫小軍さん

――おめでとうございます。今回、受賞する自信はありましたか?

自信はあまりなかったんですけど良かったです。


――選ばれた一番の理由は何だと思いますか?

審査委員がどういうポイントを見たのかはわかりませんが、技術は本当に素晴らしいので、必要な人にこうした技術を届けられるのは、社会的なインパクトがあったと思います。


――最先端と言える点を教えてください。

研究室が最先端のヒューマノイドを研究していて、ロボットに関するノウハウは持っています。今回はそうしたロボットの技術を生かしているので、そこは非常に優れていると思います。
 

――同じヒューマノイドの技術を使った義足は他に研究しているグループはありますか?

あると思います。ただ、ヒューマノイドの技術をそのまま義足に生かすのは難しいです。ヒューマノイドはすごく大きくて重い。義足はユーザーが動かさないといけないものなので、大きくて重いと全然使い物になりません。いくら技術が良くてもです。

そういうロボットの技術を人間の体に合わせるのは非常に難しいです。

人間は本当にうまくできていて、予想外のことにも対応できます。しかし、機械で人間の動きをどう再現するかというのはなかなか難しい。ロボットの場合はロボットの動きだけを考えればいいんですが、人間は色々予測できない動きがあるので、人間とロボットを融合させるためには、人間に合わせた動きがどうできるかを考えなればいけません。


――実用化、製品化のビジョンはありますか?

いまはまだ大学で研究開発を行なっていますが、今は2年以内にベンチャー立ち上げを目指して、3年後の2020年の東京五輪までに製品化を目指しています。


――今回の展示では、メーカーなどから話はありましたか?

個人的な投資家などからは話がありました。


――義足はマーケットがあるという印象ですか?

1千万人の下肢切断者がいるんですが、義足をしているのは世界で大体40%くらい。つまり60%の人は義足を装着していない。

理由は2つです。義足がものすごく高いから。もう一つの理由は、高齢化が進んで、今の既存の義足では自立できないとういこと。義足を装着しても、立ち上がりなどの動きができないからです。世の中にはニーズはあるが、それを埋めるものがまだないです。


――人間が機械に合わせている現状ですか?

そうですね。人間ががんばって義足を動かすのは大変だし、まだ色々な動作ができないままです。たとえば、階段を上ったり下りたりするのはなかなか難しいんです。

普通の場合は、階段を上るときは右足、左足と上げていきますよね。しかし、義足のユーザーはまず正常な足の側で上って義足を持ち上げて、また良い足の側で上って義足を持ち上げる。不自然な動作になってしまうし、非常に疲れやすいです。

私たちのものも、色々と開発しないといけないところがたくさんあります。まだ使いやすいとは言えません。従来のものよりはアシスト機能があるので、充実していると思いますが、外で日常生活を過ごすには、まだ開発をしないといけない。


――「若い人たちが世界を目指さない」と言われることもありますが、そう感じることはありますか?

アジアの人は、世界一になろうとか考えていない人が多いかなと思います。今はグローバル社会になっているから、世界を目指さないと絶対に勝てないので、世界一を目指していかないといけないと思います。


――今回の受賞が、他の若者たちに良い影響を与えそうですか?

そうだと思いますけど(笑)

6d73b5e5 273e 4008 b751 92f703141aae
日本人が知っておくべき「SXSW2017」
vol.6

Twitter、Airbnbに並ぶ快挙!『アワード受賞』の東大生インタビュー(この記事)

4.5

→ 一覧へ

App icon

ホウドウキョク

ニュース

Fuji Television

Appstore badge

Google play badge

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Profile e7f86032 7cc0 40c6 8020 c0d3628e4be3
清水俊宏
Reporter
Thumbnail 8714a727 772a 4ddf a0c1 0b7e791cf8b4
祝福できないなら、呪うことを学べ。人生に迷ったら役立つ「哲学のことば」
Nov 23, 2017
4.0
Shimizu Toshihiro
Reporter
Thumbnail 73d35f7c b286 4476 93ac f74f27406b88
ハロウィーンで今年も大混乱!渋谷ではマナー違反の若者の姿も…
Oct 31, 2017
3.5
Shimizu Toshihiro
Reporter
Thumbnail 8872c25a 52d1 49ef 8192 de9a68dd4d4d
マニュアルだらけの日本人。フランス人女性が不思議に思うこと
Oct 30, 2017
4.0
Shimizu Toshihiro
Reporter