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世界初!AI学習なら一学年の数学は32時間で終わる 驚異の効率的勉強法

AI=人工知能やITなど最新技術を取り入れた教育、エドテック。
この分野はアメリカを中心に急成長しているが、日本でも世界初となるAIを活用した数学の学習が行われている。

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Mar 31, 2017 by Suzuki Makoto Reporter

3 Lines Summary

  • ・60分授業のうち、子どもにとって意味のある時間は6分
  • ・1学年の数学を平均32時間で終わらせ、未来の勉強をする
  • ・ドローンやVRなど、最先端テクノロジーに触れることも大事

この教材を開発している株式会社COMPASS(コンパス)の神野元基(じんのげんき)CEOに話を伺った。 

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神野さんは1986年生まれ。とにかく数学が好きだった神野さんは、SFC(慶応大学湘南藤沢キャンパス)在学中、ポーカーの世界大会で19位になることもあったという。

その後シリコンバレーに向かい最先端技術のサービスを起業したが、帰国後立ち上げたのはなんと子どもたち相手の学習塾だった。

神野さんーー「当時、2045年にシンギュラリティが起こると言われていました。人工知能が人間より圧倒的な知性を持ち、現存する99%の職業を人工知能が取って代わる特異点です。そのとき一番関係があるのは今の子どもたちです。これだけ未来が変わるのに、今の教育で子どもたちは生きていけるのだろうか。そんな思いから教育業界に飛び込みました。」

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60分授業のうち、子どもにとって意味のある時間は6分

しかし、神野さんはすぐ挫折感を覚えたという。

「子どもたちに未来のことを伝えたいのですが、部活や学校の勉強で子どもたちは忙しくて、未来のことを勉強する時間がありませんでした。」

そこで独自に調査を行ったところ、神野さんはあることに気が付いた。

神野さん「1人の先生が30人の子どもに集団指導した場合、1人1人にとって意味のある時間は授業時間の1割しかないことがわかりました。たとえば60分の授業のうち、子どもにとって意味のある時間は6分。他の54分は既に知っているか、まったく意味の分からないことを先生から言われている時間です。だったら子どもたち1人1人に最も適切な教育が出来たら、10倍の速度で学習を終わらすことができて、その分未来の勉強ができると考えました。」 

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タブレット用数学教材「Qubena」

子どもたち1人1人に最も適切な教育を与えるのは、アダプティブラーニングと呼ばれ、いま教育界で注目されている。

神野さんはこれにAIを活用し、タブレット用数学教材「Qubena(きゅびな)」を開発した。

「Qubena」は、子どもたちが問題を解くときに間違えると、その間違い方をAIが分析して、次はその子どもに最も適切なレベルの問題を出していく。「全然意味がわからない」、「すでに知っている」をAIがすべて排除していくのだ。

神野さんーー「数学を教えることなどすでにノウハウ化されているものは、AIはそのノウハウから無限にパターンを導き出すことができます。」

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1学年の数学を平均32時間で終わらせ、7倍の学習効率を達成

「Qubena」を導入して1年半。のべ100人の子どもが、1学年の数学を平均32時間で終わらせ、7倍の学習効率を達成しているという。 

また、タブレット学習には思わぬ副産物もある。

「子どもたちはパッドを使うのが好きです。教科書を開くのは苦痛ですが、パッドを開くのは楽しみです。そうなると勉強の習慣がつきやすくなります。」

現在、対象年齢は小4から中3までだが、今後小学校低学年や高校生向けにも開発していくそうだ。

ティーチングはAI、心のケアは先生

では、「Qubena」学習では、教師は要らないのか?

神野さん「なぜ勉強をするのかなど子どもたちの悩みをケアすることは、いまのテクノロジーはできません。ティーチングはAIが行いますが、こうした心のケア、コーチングは先生が行います。また、先生は集団指導をする必要が無いので、1人1人の子どもたちのモチベーションを引き出すことにも集中できます。」

先生は仕事を分担することで、より子どもたちに寄り添うことができるのだ。 

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ドローンやVRなど、最先端テクノロジーに触れることも大事

COMPASSでは、ドローンや3Dプリンタ、VRも教育に取り入れている。

神野さんーー「未来で武器になる最先端テクノロジーに常に触れ合える環境を創るのも、教育にとって大事だと思っています。」

では、神野さんの目指す未来の教育の姿はどこにあるのか?

「確かに学校の5教科は大事ですが、たった5教科しか選択しないとも言えます。この5教科に興味を持って自発的に勉強できる子どもは、1学年100万人のうち果たして何人いるのか?僕らは子どもが興味を持つものは、すべて素晴らしいと思っています。興味を大きくして、社会に還元できる力を育てることが大事です。なので、学習効率を追求して、なるべく早く学校の勉強は終わらせてあげ、その分本当にやりたいことをやらせてあげたいと思います。」 

COMPASSでは、今後5教科だけでなく、司法試験など資格試験のAI学習も開発するという。

「全世界のラーニングと名がつくものはすべてやっていきたい。人類の学びの効率性を追求していきたいと思います」

動画はこちら

https://www.houdoukyoku.jp/archives/0008/chapters/27811

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